冬芽を探しにでかけよう!


落葉が進み、足元がふかふか。
コナラ、クヌギの葉もたくさん落ちて、いよいよ冬の景色。


裸木のシルエットが美しいのは、落葉樹の林ならでは
夕日の時間帯にはきれいな影絵のようになります。


さてさて、葉の落ちてしまった冬の樹木には見所がないかと言ったら、そんなことは全くない!
冬芽を探す楽しみがあります。

春の芽吹く準備をする冬芽。
その下にある葉痕(葉が落ちたあとに残っている跡)と合わせて見ると「帽子を被った顔に見えて可愛い!」ということで、密かな人気があります。

ヤマグワ(山桑)の冬芽。


マユミ(真弓)の冬芽。


サクラ(おそらくソメイヨシノ)の冬芽。


フヨウ(芙蓉)の冬芽。


コブシ(辛夷)
こちらは春に花が咲く花芽。ふかふか。


ゴンズイ(権萃)の冬芽。

   
他にもたくさんの冬芽。
葉も花もない冬の樹木は種類の判定が難しいのですが、冬芽の形は大きなヒントになります

今冬は冬芽をじっくり観察してみます!

玉川上水 12月の花だより その2

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!


12月11日、国内あちこちで異常な暖かさに。(夏日を記録した場所も。)
本日12月12日も、昼過ぎにはポカポカ陽気になりました。
春の花が勘違いして咲いてしまいそうな気象です。

とはいえ、紅葉・落葉、進んでいます

  (撮影 2015年12月12日)
少し前の写真と比べてみると、よーく分かります。

  (撮影 2015年12月4日)





サザンカ(山茶花)の花
八重咲き。白色。上品ですね。


ホトトギス(杜鵑草)の果実
好みは別れますが、武蔵野らしい山野草だと思っています。
来年もたくさん咲きますように!

 
あいかわらず、紅葉が美しいです。
落ち葉で地面もフカフカ。
散歩がとても楽しい時期です。


クサボケ(草木瓜)の花
11月に、狂い咲き?と思われるものを見かけたのですが、本格的に咲いてしまいました。



アセビ(馬酔木)の花芽
やはり11月に、狂い咲きを見かけたもの。
夏を過ぎた頃にもう花芽はできているようです。準備が早い!


ネムノキ(合歓の木)の果実
10月の花だよりにも掲載したもの。
毎年毎年、果実がそう簡単には落ちず、裂開することもなく、かなり長い間枝に留まっています。
それでいいのでしょうか。


スイセン(水仙)の花
春の花のイメージがありますが、玉川上水のあちこちで見頃になってきました。
たしかに11月頃から咲き始めるものもあるのですが、今年は暖秋・暖冬の影響で全体的に早く咲き始めていると思います。

 
マサキ(柾)の実
生け垣としてよく植えられている低木。


ゴンズイ(権萃)の果実
…の種子が落ちたところ。
花にも見える鮮やかな色。遠目にはクサギの果実に似ます。

玉川上水 12月の花だより

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!

いよいよ12月。

しかし暖秋により、紅葉がなかなか進まず、まだまだ青々しい部分が残っています。

  (撮影 2015年12月4日)

…が、日当たりのいい場所はかなり綺麗に色が変わってきました。

モミジ、イチョウの紅葉ばかりもてはやされる感じはありますが、雑木林の紅葉もとっても魅力的。


クヌギの紅葉。
特に天気の良い日に見上げると本当にあざやか。


そして…ついにツグミがシベリアから帰ってきました!

私にとっては玉川上水で今年の初観測。
さすがにもうちょっと早くに渡ってきていると思うので、気が付かなかったのかタイミングが悪かったのか。



多くはありませんが、カエデ類ももちろん見つかります。



赤に近い色まで染まったコナラ!
いい色に染まるかどうかは、日当たり?温度?何が関係しているんでしょうか。



マユミの果実。しっかりと開いてきました。


フヨウの…

果実!そして種子。


マンリョウの実。

玉川上水の紅葉

ゆったりと、紅葉そして落葉が進んでいきます。
暖秋なこともあってか、本当に今年はゆったり。

サクラの仲間

ケヤキやエノキ等

コナラやクヌギなどのブナ科
こんな順番でしょうか。
サクラはもうほとんど散ってしまっていますが、コナラの多くはまだ青々としています。


散歩道が少しずつふかふかしてきました。
特にケヤキの落葉によって、かさが増したように感じます。






数は多くありませんが、玉川上水沿いにイチョウの木もあります。
この3連休*1がきっと見頃のピーク!
鮮やかな黄色でした。


*1 何年か後に見た時のためのメモとして。11月21日(土)、22日(日)、23日(月/勤労感謝の日)と3連休に。あちこちでイチョウの紅葉がピークを迎えたが、残念ながら日曜は曇り気味、月曜は雨。