1月の花だよりと探鳥散策

1月11日(月)成人の日 祝日 曇り時々晴れ
10:00〜12:00
日当たりが少なく、土日に比べると肌寒い。

野鳥メモ
ムクドリ
ヒヨドリ
イカル
シメ
ツグミ
メジロ
コゲラ
カルガモ
シジュウカラ
ヤマガラ
ジョウビタキ
エナガ
キジバト

とにかく小鳥の数が多く、半径50mくらいに50羽くらいはいたかも。
ムクドリの群れが目立ち、地面に下りての餌探しもしています。ガサゴソガソゴソ。
イカルの群れには毎日のように遭遇。
去年はほぼカルガモと行動を共にしている感じがあったマガモになかなか出会わないことが気になります。

写真のアップロードは控えますが、無残なドバトの死骸にも遭遇。
お腹だけが食いちぎられ絶命しているような状態でした。
以前にも汚らしく散らされている羽を2、3度見ているのですが、犯人は誰なのか気になっています。
カラスか猛禽類か哺乳類か。

そういえば今日、南へ飛び去る猛禽類を見かけたような...



ふかふかコゲラ。


お腹の模様の個体差がかなり激しいツグミですが、体型もなかなか個体差があります。
この写真はかなりスリムな個体。


あいかわらずくちばしが汚れているイカル。


リンドウの咲いた後。こういう写真を記録しておくことも大事。


ウグイスカグラ(鶯神楽)の花
早くも咲き始め。
スイカズラ科ですが、ウグイスカズラではなくウグイスカグラなので注意。
低木なので、ウグイスが隠れやすい藪になりますが、落葉樹。今はとても隠れられません。


イヌシデ(犬四手)
シデ類の識別が苦手でいつも苦戦します。
イヌシデの本年枝(当年枝)には毛がふさふさ。今日はこれがしっかり確認できました。
冬芽も順調に成長中。


イヌシデの冬芽がもう開きそう!と思ったのですが、虫えい(虫こぶ)の一種なのかも。
虫えい関連は、おぞましい画像にたどりついてしまいそうで詳しく調べる勇気がありません。


アオキ(青木)の実。
雌雄異株なので、実ができるのは雌株ですね。


ホトトギス(杜鵑草)の種さや。
種はもう残っておらず、全部飛んでいったようです。
この姿もこれはこれできれい。

1月上旬に桜咲く玉川上水


1月10日にして、もう桜の花が咲いてしまいました!

大寒桜か河津桜だったと思います。
どちらにしても、ソメイヨシノに比べたらかなり早く咲き始める品種ではあるのですが、今年は早すぎですね。


去年2月22日時点での同じ桜がこの状態。
つぼみの具合がほとんど同じに見えます。


野鳥メモ
1月10日 9:30〜10:00、14:00〜15:30
メジロ
ウグイス
オナガ
ハシブトガラス
エナガ
シジュウカラ
ヤマガラ
カルガモ
ヒヨドリ
コゲラ
ツグミ

 
ジンチョウゲ(沈丁花)のつぼみ。
咲き始めたら良い香りが楽しめます。


マユミにメジロ。
マユミの実はほぼ品切れ状態。メジロにもコゲラにも人気がありました。


エナガはいつもふかふかでかわいい。


大量に残るゴンズイ(権萃)の種子。
こちらは野鳥に人気がないのでしょうか?


黒い種子はテカりがあり、かなり固め。


ヤブツバキ(藪椿)の花。
今年は暖秋・暖冬の影響で、サザンカとツバキの花期がほぼ重なってしまったような感じがありました。

ヒトリシズカとフタリシズカ


(撮影 2015年12月)
玉川上水にて、ヒトリシズカ(一人静)の葉がしおれて、朽ちていっています。

冬の間、地上部は枯れるはずなので、これで大丈夫なのだと思うのですが不安になります。

植物図鑑にも少なからず「写真集」としての要素があり、美しくない時期の写真はほとんど載りません。
「ヒトリシズカの地上部が枯れる途中の写真」なんてそう簡単には見つからないため、比較ができず。


(撮影 2015年3月)
春に清楚でかわいらしい花が咲きます。
葉にはギラギラとした光沢あり。

一般的な花と比べたら、ずいぶん不思議な形をしています。



(撮影 2015年5月)
さて、こちらはフタリシズカ(二人静)
ちょうどこの写真では花穂が2本伸びていますが、実際は3本や4本のものもあります。

こちらもやはり、一般的な花と比べたら、ずいぶん不思議な形をしています。
白い米粒のような部分が花です。

ヒトリシズカとは花が似ていないように見えますが...

(撮影 2015年5月)
こちらはヒトリシズカの果実。
フタリシズカの方がやや花期が遅く、その頃ヒトリシズカは果実をつけています。

どちらかといえばこの果実がフタリシズカの花と似ていて、対になっているような感じがします。



(撮影 2015年5月)
フタリシズカの果実。


名前の由来ですが能の演目である「二人静」から来ているものだと思われます。
源頼朝の妾であった静御前。
静御前は"白"拍子だったので、白色の花ともリンクしている素敵な名前ですね。

定点観察で見る玉川上水の紅葉・落葉

暖秋での紅葉遅れが気になったこともあり、今年は定点写真撮影をしていました。

お仕事の都合等もあり、期間が空いてしまった時期があったり、陽の当たり具合がいいタイミングで撮影ができなかったりはしたものの、まとめて見てみると変化がかなり分かりやすいです。


(撮影 2015年11月29日)
11月末の時点でコナラ・クヌギはまだ青々としています。


(撮影 2015年12月4日)
わずかに色の変化が見られますが、まだまだ。


(撮影 2015年12月12日)
ここで信じられないくらいの変化。この頃にぐっと冷え込みました。


(撮影 2015年12月20日)
葉の落ちた樹木も多くなってきています。雨風の強い日が何度かあり、落葉が進みました。


(撮影 2015年12月27日)
今日です。ほぼ落葉。部分的に葉が残っているものの、ほとんどが裸木になりました。





(撮影 2015年12月17日)
こちらの写真は別の撮影ポイントです。
この頃が今年の紅葉ベストでした!
毎年観察を続けて、気候との関連を考えつつ、そのズレ具合を比較していきたいですね。