ゴマダラチョウ

 
玉川上水で見られる大好きな蝶、ゴマダラチョウです!


白黒のゴマまだら模様。
おしゃれなモノトーンの翅に、鮮やかなオレンジの目、黄色い口吻を持っています。

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成虫は樹液食。
親戚である国蝶オオムラサキと同様です。
ごく限られた種類の花を訪れることもあるようですが、記録が少なく、要調査。


他の虫とともに、樹液酒場へやってきます。
左はアカボシゴマダラ、下にはシロテンハナムグリ


この個体は春型なので、翅の裏側が全体的に白っぽい。


周りは移入種であるアカボシゴマダラだらけ。
寄生バチの寄生率がかなり高く、また、アカボシゴマダラに比べたら湿潤な環境を好みます。
アカボシゴマダラの強さと環境の悪化によって、ゴマダラチョウは減少傾向にあるようです。


羽化直後の夏型。
白黒柄がハッキリしています。

  

幼虫の頃のゴマダラチョウ、ゴマちゃん
エノキを食べて育ちます。
若い株で育つ個体は少ないので、なかなか観察できません。


 
葉っぱにくっついて越冬します。
体はだんだんと茶色になり...



ゴマちゃん、冬の姿。


エノキの葉の裏(稀に表)にくっついて越冬します。
関東各地の緑地で、どんどん見られなくなっているゴマダラチョウ。
ここではまだたくさんの幼虫が見られます。大切にしていきたいですね。


こんな風に、落ち葉のたまるエノキの根元で越冬します。

落ち葉が風で吹き飛んだり、掃き掃除をされたりすると生き残れません。

玉川上水でも、葉っぱが溜まりにくい場所が多いのが悩みどころ。