NHK『地球ドラマチック「シロフクロウ 冬の大陸大横断」』を見て

3月6日(土) 19:00~19:45の放送でした。

ハリー・ポッターでおなじみ、シロフクロウを中心とした放送でしたが、他にもたくさんの野鳥や野生動物が登場しました。

正直に言うと、シロフクロウにはあまり興味を持っていなかったのですが、日本でもよく見られる野鳥の意外な姿が番組内にたくさん登場していたために、かなり楽しむことができました。

シベリア北部の広大なツンドラよりヨーロッパへシロフクロウが旅しました。

その途中に登場した水辺の鳥は、マガモ、ミコアイサ、オオバン、アオサギといったおなじみの野鳥たち。

ちょっと勉強不足で、国内に生息している野鳥が、国外にどんな風に分布しているのかというのが、ぜんぜん頭に入っていません!冬鳥がどこから渡ってきているのかというのは少しずつ覚えているのですが...
極寒の地でも国内と同じ種の野鳥が見られるというのは、不思議な感じがします。

やはり環境によって、生活の仕方は変わるようで、エサの限られた極寒の水辺では、全力で魚を取り合うようです。
飲み込む直前の魚を、カモメ類やアオサギがなんどもなんども戦いながら奪い合う姿には驚きました。


今回の番組をふまえての勉強メモ。
「国内の野鳥」をまずは重点的に勉強しているため、国外の自然ドキュメンタリーにはあまり興味を持っていなかったが、国外にも日本に生息する野鳥と同種のものはたくさんいる。海外の番組で学べることもたくさんある!...ので、ちょいちょいチェックしようと思う。
同じ亜種でも国外では生態が違っていたりしたらとてもおもしろい。


ちなみに、今回放送した番組の制作はドイツ。
NHKの制作したコンテンツではなく、「National Geographic」のような海外のドキュメンタリーを吹き替え編集したタイプのものですね。


公式webサイトで予告映像は見られます。ただし、ほぼシマフクロウしか登場しません。
再放送は 3月14日(月) 0:00〜です!

高幡不動尊と萬燈会

高幡不動尊」としておなじみですが、お寺の名前としては金剛寺!
山号はもちろん高幡山です。高幡山金剛寺

 
シンボルとなっている五重塔は、比較的新しく建設されたもの。

あくまで境内の塔なのですが、遠くからでもとにかく目立つこの五重塔。高幡不動尊=この五重塔のことだと思っている人も、もしかしたらいるのかも。

この高幡不動尊、江戸後期に書かれた「江戸名所図会」にも高幡不動堂として登場しています。
描かれている境内の様子は現在に比べるとかなり質素ですが...

 
(撮影 2016年2月)
境内の土方歳三像。1995年(平成7年)建立。
新選組、鬼の副長こと土方歳三は日野出身。


すぐ隣にある「殉節両雄之碑」は1888年(明治21年)建立。
近藤勇と土方歳三について記されている碑です。
並んでいますが、建立された年代はかなり違います。


(撮影 2013年11月) 
山内にはたくさんの樹木と山野草が。あじさい、彼岸花、紅葉の名所となっています。
季節ごとに様々な風景を楽しめますね。



(撮影 2014年11月)
毎年11月の終わりごろに「萬燈会(まんどうえ)」、そして「たかはたもみじ灯路」が行われます。



(撮影 2014年11月)
こちらは「たかはたもみじ灯路」。周辺の商店街まわりの道におかれるたくさんの灯籠。


(撮影 2015年1月)
「だるま市」も高幡不動が賑わう行事のひとつ。境内がだるまだらけに!


多摩だるま
これが有名な「だるま抱き猫」です。かわいらしい顔のものがなかなか見つからなくて、苦労しました。


水琴窟もあり。
耳を澄ますとポロン、ポロンと聞こえてきます。
音を聞くための竹筒はなく、自分の手で水を流すこともできないタイプなので、騒がしい日には音を聞くことがちょっと難しいかもしれませんね。



高幡不動尊へのアクセスは、多摩モノレール、京王線の高幡不動駅から徒歩ですぐ!

冬の高尾山を登る

高尾山へ登ってまいりました。
主な目的は冬のブナを見ることでした。

しっかり記事を書くと時間がかかりそうなので簡易なまとめを。


2015年4月にリニューアルした高尾山口駅。立派だけれど落ち着いた雰囲気。


タチツボスミレと思われるスミレ。早いですね。


ブナの冬芽!(たぶんイヌブナ)
中間地点のケーブルカー高尾山駅を越えた辺りからイヌブナを中心にブナがちらほら見つかります。
途中までは林業用のスギヒノキ林の他、カシ類が中心になっている常緑樹の密集しているエリアもありました。バリエーション豊か。

モミとカヤの識別の難しさにも気付く。モミだと思い込んでいた樹に「カヤ」とプレートが付けられていて驚いたり。
近距離で葉を見ないとなかなか難しい。


側脈の多さから、こちらはブナではなくイヌブナっぽい。


宝石のような霜柱。


まだ雪が残る山道。


徒歩でもあっさりと頂上へ。
頂上には中西悟堂先生歌碑が。


とろろそば。昔もこれを食べたような気がする!
しっかり歩いた後のお昼はおいしい。


ビジターセンターで高尾山の自然に関する情報がしっかり集まります。

道中、識別に自信を持てない小型哺乳類の糞を見かけたのですが、テンのものだと教えてくれました。


こちらはイヌブナじゃないブナっぽく見えるけれど自信なし。


薬王院付近にはスギの巨木がたくさん。


権現堂の装飾はお見事。

メモとして。
樹木や野鳥を見ながら登っても頂上まで2時間ほど。
ブナを見るなら4号路。といっても、舗装されていて登りやすい1号路後半でも結構見られる。

野鳥メモ。
カケスの声がよく聞こえた。
アトリに遭遇。猛禽類もいくつか飛んでいるのを確認。
過去の同じ時期に登った時にはゴジュウカラに遭遇。