ウツギの星状毛


咲き始めました。
もうあと数日で、ウツギの花が見頃を迎えます!

このウツギの葉の面白い特徴が、星状毛


葉のアップ。このくらいの倍率ではまだ分かりにくいけれど...


さらにアップにしたもの。キラキラと光る星のような毛がたくさん見えます。
不思議!

なぜこのような形の毛があるのか、あまりすっきりとした回答は見たことがありません。


 
おまけ。
裏側をミニ顕微鏡+iPhoneで撮影してみました。なかなかきれいに撮れます。

そして、裏側は星の形が違う!
    

アカボシゴマダラの祈り


手を合わせて祈るポーズをとるアカボシゴマダラ。
(無事に蛹化できますように...)

体の固定は基本的に腹脚でおこなわれるため、胸脚部分は枝から浮いていることも多いのです。
これはゴマダラチョウ、オオムラサキなどの幼虫も同様。

秋の井の頭公園では、多数のアカボシゴマダラが見られたのですが、春にはかなり数が少なくなっています。
井の頭公園のゴマちゃん
ほとんどの幼虫が越冬できなかったのでしょう。

基本的に落ち葉で越冬するゴマダラチョウに対し、アカボシゴマダラは枝 / 樹皮上でも越冬できるため、たしかに過酷な環境にも強いのですが、さすがに株の根元に落ち葉一枚もなく、雑草も茂っていないような場所では越冬が難しくなります。


小平神明宮の八雲祭り

4月22日(土)、日が暮れた頃。
行ってきました、小平神明宮の八雲祭
小平神明宮は、このあたりの歴史にとってとても重要な神社であり、村の拠点でした。
小平神明宮 小川村の鎮守さま

ちなみに、八雲祭は「やくもさい」ではなく、「やぐもさい」と読みます。

神明宮の例大祭は9月。
4月に行われる今回のお祭りは、末社の八雲神社のお祭りです。


予定されていた万灯行列は、雨天のため残念ながら中止になったものの、屋台もお囃子もあり、意外なほど盛り上がっていました。
    





4月の虫

4月中旬。
一気に虫の姿が増えました。
少し散策するだけでも10種類以上。真面目に探したら数十種の虫が見つかります。
全部把握しようと思ったらキリがない...!!
そんな虫シーズンがやってきました。


ツマグロオオヨコバイ。通称バナナムシ。
3月にも見られたのですが、明らかに見かける数が増えています。


サンゴジュハムシの幼虫。
集団でガマズミの葉を食害します。あっというまに葉っぱがなくなる...


オオクチキムシ
こちらも、冬にもわずかに見られました。
暖かくなり、動くスピードと見かける頻度が高まっています。


ワカバグモ
脚を伸ばしていて、ちょっと分かりにくい写真。
エノキの若木でよく見つかります。
人の気配がすると威嚇ポーズをとりますが、見掛け倒し。ちょっとした刺激で枝から落ちます。



キイロテントウ。成虫越冬した個体が元気に動き出しました。


ウシカメムシ
こちらも、成虫で越冬している個体を冬に見かけました。
春になり、少し活発に動いています。


未同定ハムシ。
この写真しか撮れなかったので断定できない。


ナナフシ幼虫。
結構な数が見つかります。細い体。
木の繊維、枝のクズのようなものに擬態してうまく隠れています。



アブラムシ。


ナミテントウ交尾。



ミノウスバ幼虫。



未同定ハムシ。


カメムシ幼虫。


アカスジキンカメムシ幼虫。



未同定クモ。



チャバネアオカメムシ。定番の普通種カメムシ



トラフコメツキ



ハエトリグモ。


アカボシゴマダラ。脱皮後。
赤みがかったエノキの葉に擬態しています。
たしかに同じ色。


未同定。ハムシ?ゾウムシ?


マルカメムシ。かなり小型。



ヒメクロオトシブミ
コナラやクヌギの葉についています。


クロコガネ
成虫越冬した個体が、かなりゆっくりと動き始めたところ。