『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』いよいよ発売します!

ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』。
いよいよ7月25日頃発売です。
手元に見本が届きました!
ちゃんと本になっています。感動!

 
ジャンルは「自然・科学」扱いなんですが、なんだか自然科学らしくないゆる〜い背表紙です。

 
カバーを外すとこんな感じ!
中身までしっかりこだわって、かわいらしくデザインしていただきました。


すっきり、読みやすいレイアウトです。

イラストたっぷりで、子どもから大人までサクサク読めるはず。

玉川上水のこともばっちり紹介しています!

夏休みのお供にぜひ!



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内容紹介

ゴマダラチョウ(の幼虫)=ゴマちゃんという近所の雑木林や森に
生息している、でもちょっと探さないと見つけられない小さな生き物を通して、
身近な自然と環境に触れてみよう。
日本初、一冊でゴマちゃんのひ・み・つが丸ごと良くわかる本。

【脳科学者の茂木健一郎先生、推薦!】
「ゴマダラチョウは、幼い頃の私的「身近な自然選抜総選挙」、第1位。
「スター」の本ができて、歓喜しています!」

【ゴマダラチョウとは】
漢字で書くと胡麻斑蝶。胡麻斑とはゴマをちりばめたようなまだら模様のことを言う。
鱗翅目タテハチョウ科の昆虫。翅の開張は約7センチ。
翅は黒色に白紋がちりばめられている。幼虫はエノキの葉が大好物。
北海道南部から九州にかけて分布している。

【監修】
新里達也先生(前・日本甲虫学会会長)

著者について
音楽大学と美術大学大学院卒。
音大ではコンピュータ音楽を専攻する傍ら、ジャズピアニスト・キーボーディストとしてさまざまな演奏活動を行った。
その後は美大の大学院に進学し、音で遊べるメディアアート作品を制作。
代表作「リズムシ」シリーズは総計600万ダウンロード。
平成23年度文化庁メディア芸術祭新人賞ほか、受賞歴多数。

現在は玉川上水を中心に、多摩・武蔵野の自然や歴史に関する活動を行っている。
「まるごと玉川上水ブログ」http://tamagawajosui.edoblog.net/ で玉川上水の情報を発信中。
まるごと玉川上水かんさつ会 会長。
NACS-J 自然観察指導員。2級ビオトープ管理士。
日本茶検定1級、日本茶アドバイザー、江戸文化歴史検定2級。


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7月の虫(まるごと玉川上水かんさつ会下見)

まるごと玉川上水かんさつ会 第3回は 2017年7月16日(日)開催です!

10:00 玉川上水駅南口集合 小雨決行、荒天時中止。(中止の際には当日の朝、ブログに案内を出します。)

7月9日(日)、その下見 兼 昆虫調査&勉強会を行いました。

少し前のタイミングで草刈りが入り、つる植物や低木はある程度刈られてしまったのですが、びっくりするほど見つかった昆虫たち。

当日も、「虫がぜんぜん見つからない!」なんて悩むことはなさそうです。
天気も今のところ大丈夫そう!

楽しみです。

 
カブトムシ
昼間に探しても、少しは見つかります。

 
ノコギリクワガタ
こちらももちろん、早朝や夜間に見つけやすいものの、よく探せば日中に見つけられます。


 
エゴヒゲナガゾウムシ
成虫の発生がはじまりました。


ウシカメムシ
冬季にもよく見つかった。


ウスバカゲロウ
7月に入ってから結構な数が見つかる。


アカスジキンカメムシ
見つけたらうれしい、輝きのあるカメムシ。


ヘリカメムシの仲間。
クモヘリカメムシで良いかな。スマートなカメムシです。

ウロコアシナガグモ


クサカゲロウの卵。


サトキマダラヒカゲの幼虫。食草はササ。
成虫は個体数も多い普通種。
しかし、ササの生える範囲が広すぎて、なかなか幼虫を見つけられない。


セマダラコガネ


クサグモ


オオヒラタシデムシ
幼虫も成虫もよく見つかる。


サビキコリ。コメツキムシの仲間。


初めてキノコムシの仲間に遭遇!と思ったのですが、調べてみたらモンキゴミムシダマシ
キノコ食だがゴミムシダマシ科。

大きな蜂の巣!使い終わったあとのものでした。


ジグモの巣!


ヒメグモの仲間(の巣)。


カタハリウズグモ
巣の中心にうずまき模様。


ギンメッキゴミグモ


クサカゲロウ(の仲間)。



ムラサキシジミ


アゲハチョウの仲間の卵と思われるもの。
柑橘系の枝に産み付けられていた。


アワフキムシの仲間。成虫。
ホシアワフキか。


交尾中のハエ。


ナナフシ!茶色のタイプ、緑のタイプ、どちらもよく見つかります。


ヒメホソアシナガバチか。
今まさに巣作り中。


シロカネグモの仲間。
コシロカネグモか。


オジロアシナガゾウムシ


シオヤアブ
この種以外にも多くの肉食アブが見つかる。


シャコグモ


シャクトリムシ。化けているつもりがバレバレ。


ショウリョウバッタ
普通種だが、草原的な環境の面積が足りないのか、あまり見かけることがなかった。
今年は多い!


フタツメカワゲラの仲間。


虫ではない。ネジバナの花。
日当たりと草刈りのタイミングの問題か、今年は少ない。


 
チビアメバチの仲間の繭。


ゴマダラカミキリ


ミヤマカミキリ


オニグモ


アカボシゴマダラ成虫。
手の汁も吸う。



その他、未同定。
(ちょっと調べたら分かりそうなものもある。)
 



 

 

成瀬 つばさ『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』発売します!

成瀬 つばさ『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』
成瀬 つばさ『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』

夢がまた一つ実現しました!


ゴマダラチョウと身近な自然がテーマの書籍がついに完成しました。
Amazonでの予約はすでにスタート。

7月25日発売予定です。
価格は1300円+税となっております。

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内容紹介

ゴマダラチョウ(の幼虫)=ゴマちゃんという近所の雑木林や森に
生息している、でもちょっと探さないと見つけられない小さな生き物を通して、
身近な自然と環境に触れてみよう。
日本初、一冊でゴマちゃんのひ・み・つが丸ごと良くわかる本。

【脳科学者の茂木健一郎先生、推薦!】
「ゴマダラチョウは、幼い頃の私的「身近な自然選抜総選挙」、第1位。
「スター」の本ができて、歓喜しています!」

【ゴマダラチョウとは】
漢字で書くと胡麻斑蝶。胡麻斑とはゴマをちりばめたようなまだら模様のことを言う。
鱗翅目タテハチョウ科の昆虫。翅の開張は約7センチ。
翅は黒色に白紋がちりばめられている。幼虫はエノキの葉が大好物。
北海道南部から九州にかけて分布している。

【監修】
新里達也先生(前・日本甲虫学会会長)

著者について
音楽大学と美術大学大学院卒。
音大ではコンピュータ音楽を専攻する傍ら、ジャズピアニスト・キーボーディストとしてさまざまな演奏活動を行った。
その後は美大の大学院に進学し、音で遊べるメディアアート作品を制作。
代表作「リズムシ」シリーズは総計600万ダウンロード。
平成23年度文化庁メディア芸術祭新人賞ほか、受賞歴多数。

現在は玉川上水を中心に、多摩・武蔵野の自然や歴史に関する活動を行っている。
「まるごと玉川上水ブログ」http://tamagawajosui.edoblog.net/ で玉川上水の情報を発信中。
まるごと玉川上水かんさつ会 会長。
NACS-J 自然観察指導員。2級ビオトープ管理士。
日本茶検定1級、日本茶アドバイザー、江戸文化歴史検定2級。


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内容をチラ見せ。
※こちらの画像は、ゲラを仮印刷したものなので、実際に製本されたものはちょっと雰囲気が変わります。
こんな風に、イラストたっぷりで、ゴマダラチョウの生態と、身近な自然について学べる内容になっています。
(子どもでも楽しめる内容です。)

また、3つ目の写真を見ると分かるように、玉川上水についても身近な自然の一例として取り上げています。


推薦文はなんと茂木健一郎さん!

監修は、お世話になっている新里達也先生に行っていただきました。


完成までの道のりはなかなか大変でした(6月はほとんどブログが更新できませんでした...)が、良い本ができたと思っています。
この本をきっかけに、ゴマダラチョウや、身近な不思議に関心を持つ方が増えたらいいな!と思います。

玉川上水にアトラスオオカブト出現

玉川上水沿いのコナラの根元を見てみたら...

どう考えても国産ではないカブトムシ。

よく見てみると、アトラスオオカブトでした。
すでに死んでいます。


大量の飼育土とともに、雑に捨てられていました。


ちょうど少し前、ステッチマルシェのイベント内で「飼育に使った土を林に捨てない」という注意書きをしたチラシを配布したばかりでした。
まるごと玉川上水かんさつ会@ステッチマルシェ 無事に終了しました!


たかが数十枚配った程度のチラシに大きな影響力があるとは思いませんが、直後だったので残念な気持ちです。


飼育に使っていた土を捨てる、国外種の死骸を捨てる、どちらも環境への影響を考えると、「やらないほうがいい」ことではあるのですが、全力で「絶対ダメ!」と叫ぶのは難しい、微妙な問題です。
(もちろん、生きている国外種を野外へ放つのは、全力で「絶対ダメ!」と叫ぶことのできる問題です。)

また、地域にもよりますが、じゃあどうやって捨てたらいいのか、「土の処分」が難しすぎるのも問題です。

そしてここ2年くらい、大雨で土が流れてしまった部分がよく補修されるようになりました。
しかし、その補修に使われている土は明らかに色が違い、どこから運んできたのかよく分からない土です。
そんな状況なので、「飼育土を捨てないで」というには、説得力がどうも足りない感じがします。

実際に、目の前で飼育土を捨てている場面に遭遇した時、きちんと理屈を通して止めさせることができるか、自信がありません。



供養になるとも思えませんが、せめてきれいに整えて、大事に標本にすることにしました。