東京の水車!多摩・武蔵野に現存する水車

東京で水車を見たいと思ったら、どこに行けばいいんでしょうか?

意外に多く現存している多摩・武蔵野の水車。

小平ふるさと村の記事に書いたように、とても重要で便利な動力源だったわけですが、明治以降に電気が普及すると次第に数が減っていきました。

移築、復元したものも多いのですが、昔の時代の面影を感じることのできる水車たち。


『日本初「水車の作り方」の本』(小学館文庫)


まだ多くを巡ることができていないのですが、こちらの記事内にまとめていきたいと思います。


(撮影 2015年11月 野火止用水 水車苑)


(撮影 2015年11月 小平ふるさと村)


 (撮影 2015年3月 府中市郷土の森博物館内 水車小屋)


(撮影 2014年8月 昭和記念公園 こもれびの里)


(撮影 2022年11月 深大寺水車館)


(撮影 2022年11月 深大寺 一休庵)

多摩のあゆみ』74号は「多摩の水車」特集、115号は「武蔵野の水車」特集であり、とても参考になります。

セキレイ(ハクセキレイ・セグロセキレイ・キセキレイ)

セキレイ(鶺鴒)は主に水辺で生活する野鳥です。
日本で見られるのはハクセキレイ、セグロセキレイ、キセキレイの3種。


(撮影 2015年11月)
特にハクセキレイはどこでも見かける身近な鳥ではありますが、木の上よりは地面にいることの多い野鳥です。

そのため玉川上水緑道では若干見つけにくいのですが、周辺の畑地や、水路内のわずかな足場にいるのを見かけます。


(撮影 2014年3月 玉川上水水路内)
水路に落ち葉がたまっていたり、水際に歩ける足場ができているとやってきます

とにかく印象的なのは尾を上下に振る姿
写真では伝えられませんが...


(撮影 2015年3月)
時期や個体差によって違いもありますが、メスの方は全体的に灰色

濃い黒色が基調のオスに対して薄くなっています。




(撮影 2015年11月)
セグロセキレイはハクセキレイと生息地域が微妙に違うようです。

玉川上水で見かけることは少ない感じがしますが、羽村 取水口付近の多摩川ではよく見かけます。



(撮影 2015年2月)
都市鳥化してどんどん馴れ馴れしい性格になっていくハクセキレイと比べると、キセキレイは繊細で警戒心が強いイメージがあります。



(撮影 2014年12月)



(撮影 2015年12月)
追記。
「キセキレイは繊細で警戒心が強いイメージがあります。」と書いたばかりですが、堂々と道路上をうろうろするキセキレイに遭遇しました
ちょうど道路の真上にエノキの枝が広がっており、実がたくさん路上に落ちていました。
基本的には水生昆虫を食べるキセキレイですが、これを狙っていたのでしょうか。

車のタイヤが食べやすい具合に実をつぶしてくれることも都合が良かったのかも。
車がやってきたらもちろん逃げるのですが、通行後、何事もなかったかのようにまた路上へ戻っていく姿は完全に都市鳥でした。

アジサイの冬芽

冬芽を探しにでかけよう! に引き続き。

 
アジサイ(紫陽花)の冬芽です。
もうずいぶん葉が青々しくなっていますが。


芽の下にあるのが葉痕。アジサイの維管束痕は3つ
葉痕に3つの点があるのが見えます。

もともとはここに葉がつながっていて、この部分から水分や栄養が通っていたんですね。
維管束痕が3つの植物は、葉痕がとても「顔っぽく」なるため、かわいらしい!

タマゴタケと玉川上水のきのこ




玉川上水ではかなりバリエーション豊かなきのこが発生します。

有機物を分解するきのこ達。
生態系の中でも、とても重要な役割を持っています。

食べると危険なきのこも多いため、要注意。



(撮影 2015年9月)
こちらはタマゴタケ
名前の由来は、卵のような形のかさ…ではなく、基部の白い部分。
発生直後は白い卵にそっくり。その殻をやぶるような形で成長します。

手元の資料によると、コナラ・クヌギの根に菌根形成するようなので、玉川上水の雑木林でタマゴタケが見つかることは偶然ではないのでしょう。


鮮やかすぎる色を見ると、毒キノコっぽく思えるのですが、無毒。
おいしく食べられると聞いています。

しかし、きのこの素人判断は厳禁!
スーパーマリオに登場するきのこに似ていることでも有名な毒キノコ「ベニテングタケ」。
こちらも鮮やかな赤色をしており、白色のいぼがなければタマゴタケとまぎらわしいため危険。