「まるごと玉川上水かんさつ会」を立ち上げます

 これまで何度か、依頼される形や何らかの企画の中で自然観察会を行ってきましたが、今回ついに自主企画での自然観察会を立ち上げることになりました。


第1回目は2月12日(日)。
今のところ、天気予報では
晴時々曇。雨が降らないといいのですが。

歩く予定の場所は、玉川上水駅(清願院橋)〜宮の橋もしくは金比羅橋。
立川市内の雑木林エリアです。
エノキの成木が多いこと、観察しやすい場所に笹藪や落ち葉が多いこと、水路内が観察しやすいこと等が特徴です。
冬鳥や越冬昆虫を中心に観察します。

このブログにも、新しく「まるごと玉川上水かんさつ会」のページを作りました。

観察会の名前はまだ仮ですが、とりあえずこの名前にしておけば「"まるごと玉川上水"で検索してください」と伝えるとこのブログにたどり着いてもらえます。

砂川村のお蚕様


何度かこのブログでも紹介した、阿豆佐味天神社


その境内に、養蚕の守り神が祀られている蚕影(こかげ)神社があります。

江戸時代中頃より砂川では養蚕が行われていたようなんですが、本格的な貿易がはじまった幕末頃より盛り上がり、最盛期は明治以降。
この蚕影神社も幕末の安政7年(1860年)に勧請されたものです。

  
石の猫。かなり新しいものではあるのですが。
蚕の天敵であるネズミを退治してくれる猫は、大切にされてきたようです。

ジャズピアニストの山下洋輔先生のエピソードにより、猫返し神社として有名になりました。


蚕影神社の解説パネルのそばには...

手水鉢のようなもの。今は石で埋まっていますが、昔は蚕影神社の手水鉢として使われていたものなんじゃないかと思うのですが。


ここに彫られている謎の模様。

  
蚕のように見えたのですが、いかがでしょう?
お腹の節がそれっぽい。


ただし、作られたのは文政13年(1830年)。
蚕影神社の勧請より30年も前なのです。蚕かも、蚕じゃないかも。
願主は村野家。(後の砂川家。)

「玉川上水保護活動が未来遺産に」NHKのニュースで取り上げられました

12月28日、NHKの首都圏 NEWS WEBに「玉川上水保護活動が未来遺産に」の記事が掲載されました!
動画もあり。

こちらに掲載されるものはweb専用のコンテンツというわけではなかったと思うので、「首都圏ネットワーク」か何かでテレビ放送されたのだと思います。(気がつかなかった。)

うれしい反面、テレビに取り上げられると悪い意味でも目立つので、何か悪い影響がないか、わずかに心配も。
ともかく、2017年もゆったりと地道な活動を続けて生きたいと思います。



記事はこちら
玉川上水保護活動が未来遺産に - NHK 首都圏 NEWS WEB  
(1月1日現在見られますが、ニュースサイトの都合上、しばらくすると記事が消える可能性があります。)

玉川上水、未来遺産へ

2016年12月20日、「プロジェクト未来遺産2016」に「玉川上水・分水網の保全活用プロジェクト」(東京都立川市)が登録されることが発表されました。



タイトルを「玉川上水、未来遺産へ」としてしまいましたが、たとえば建築物が世界遺産に指定されるような形とは微妙に性質が違います

公式webサイトに詳細な説明が書かれていますが、「世界遺産」のように「未来遺産」という概念があるわけではなく、地域の文化・自然遺産を未来に伝える市民活動が「プロジェクト未来遺産」として登録され、支援されるという形になります。

今回は「玉川上水・分水網の保全活用プロジェクト」という名目。
玉川上水本流は部分的に国の史跡に指定されていますが、今回、分水網にスポットがあたるのは大きな一歩です。

ここから良い流れが生まれていったらいいですね!
今後もいろいろと活動がんばります。

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