砂川村地図


※クリックすると拡大します。

現在の立川市内北部にあたる、砂川村。
玉川上水開削後に、岸村(現在の武蔵村山市)の人々によって開拓されていきました。

一番(組)から十番(組)まで十の組に分かれています。
現在、正式な地名としては残っていませんが、自治体がこの枠組みで形成されていたり、交差点に「砂川◯番」という名前が付いていたりします。

多摩モノレールで南へ向かう時、玉川上水駅の次にあるのも"砂川七番"駅。
「砂川町七丁目のことなのかな?」と誤解されることもあるのですが、実際は古い呼び方から付けられたわけです。
住所としては柏町三丁目。

五日市街道沿いを歩いて行くと、屋敷森としての高木ケヤキがいくつも残り、蔵のある立派なお屋敷がまだまだたくさん見られます。



どのあたりが何番組だったか忘れそうになることがあるので、復習も兼ねて今回は作図。

久しぶりにIllustratorを使って図を作ったのですが、無駄に時間がかかってしまいました。
今後も図を使いたい機会はたくさんあると思うので、慣れておきたいところ!

富士見ヶ丘駅付近から終点新宿まで玉川上水散策

玉川上水が暗渠になる、富士見ヶ丘駅付近から、終点の新宿まで歩きました。

10kmほどでしょうか。
ほぼ世田谷区。新宿に到着する前の一部が渋谷区になっています。

このエリアでは、ほんのわずかに開渠になっている部分を除き、ほとんどが公園になっています。
発見もあったものの、残念な部分もたくさん。
後に詳しい記事も書こうと思いますが、まずは報告。


数は多くない、玉川上水の梅!
たしか、三鷹駅を降りてすぐの玉川上水にも梅があったと思います。
今年は見ることができていないのですが、咲いているのかな?


ロウバイ(蝋梅)の花
今年度はずいぶん咲き始めが早かったようですね。
毎年あちこちに見に行っているのですが、今年は時間が取れず。
この日にはじめてじっくり見ました。

2016年の雪景色

何年か後に見た時のことを考えて、まずは説明を。

この記事を書いたタイミングは1月18日(月)です。
2015年度は極端な暖秋・暖冬の傾向があり、紅葉の遅れ、春咲きの花の1月開花など、「冬がない」ような状態が続いていました。
が、2016年1月17日から18日にかけて、強烈な寒波が襲来。
広く関東地方で積雪しました。(秩父34cm、東京でも6cm)
交通機関も大混乱。この後も北日本では猛吹雪の恐れがあるんだとか。

多摩地域でもしっかりと積雪しました。
17日の朝の時点で歩きにくい量の雪が積もっていました。
朝はまだ強い雪が降っていましたが、昼近くにほぼ雨に変わっていました。


さて、以前の記事にも書いた2006年の玉川上水雪景色。

  (撮影 2006年1月)

そしてこちらは、2016年の玉川上水雪景色!

(撮影 2016年1月)

ちょっと撮影時の色味の違いが気になりますが、それにしても10年...!!
もうずいぶん長く玉川上水を見続けていることを実感しました。




やはり、落葉樹の雪景色はきれい。


マユミに積もる雪。


まだわずかに、落ちずに残る葉があります。
「雪の積もるコナラの葉」はちょっと貴重な気がしたので撮っておきました。



雪の重みで、あちこちの枝がバッキバキに折れてしまいました。
しばらく、樹の下の通行は危険だと思います。


折れた枝を見てみると、その多くはキノコ類がついているものや、病気っぽい斑点のあるものでした。
もともと弱っていた枝がどんどん折れているのでしょうね。
邪魔になりそうな枝は脇へ避けておきましたが、まだまだ枝が落ちそう。


雪の重みで普段よりもずっと枝が垂れ下がり、通行しにくくなっています。

 
さてここで謎!
こんな風に、雪に立っている折れ枝があちこちで見られました。
いったいどうしてこうなったのでしょう?

周りに足跡はないため、人の手によるものではないようです。
折れた面を下にして、刺さるように地面に落ちたのでしょうか。そんなバカな!


 
水路の水量は明らかに増え、部分的に凍結気味。
流れもかなり早く、普段なら流れなさそうな枝やゴミもどんどん流れて行きました。

   
寒いね!


畑の中を元気にちょこちょこ走り回るハクセキレイ。

哺乳類の足跡がないかしばらく探してみたのですが、見つけられず。
早朝から犬の散歩をする方も多いので、紛らわしい!


ムクドリはこんな日でも活発。やはり数十羽の群れで移動していました。


寒そう!

この日見つけた野鳥は、ムクドリ、コゲラ、エナガ、ツグミ、ハシブトガラス、ハクセキレイ、メジロ、ヒヨドリ、カルガモ、キジバト、ドバト。
本当はもっといたのかもしれませんが、雪(雨)音と視界の悪さで探しにくい日でした。


「雪の積もる桜」を撮りたかったのだけど、結構解けてしまっていました。残念。


小平監視所前に、枝と葉が大量に溜まり、そのまま凍結しそうになっていました。
これは大丈夫なんでしょうか。

東京での繁殖記録がなかったアオサギ


東京の野鳥
東京の野鳥


『東京の野鳥』という1981年(昭和56年)の図鑑を読んでいて、衝撃!
アオサギは冬鳥として東京地方へやってくる。
東京での繁殖記録はない。
この時期から野鳥観察をしていた方にとっては常識なのでしょうか。

都市鳥化していった野鳥を中心に、身近な野鳥の生息地域の変化はある程度勉強したつもりだったのですが、アオサギに関しては全く知りませんでした。

今では、どこでも見られるという感じもあるアオサギですが、この頃は少し珍しい野鳥だったのかもしれませんね。

現在の東京で見られるアオサギは、どう考えても留鳥です。
繁殖記録もありますよね。


これからも、冬鳥→留鳥になったり、山地でしか見られなかった鳥が人家近くで見られるようになったり、珍しいはずだったものが異常繁殖したりだとか、そういう野鳥がでてくるのでしょうか。

「見かけたら嬉しい!」と思っていた野鳥が、いつか害鳥扱いになったりしたら悲しいものがありますが...

ともかく、注意深く観察を続けていきたいと思います。



※メモ
今日もツグミのぐぜりを確認。
特にぽかぽかした日に(気のせいかも?)、樹上でじっとしているタイミングで歌の練習をはじめる。