キツネノカミソリ


大好きな花のひとつです!そして「武蔵野の野草」らしさのある一種でもあります。
キツネノカミソリ
ヒガンバナ科。


夏の盛りにシャープな花を咲かせます。
「カミソリ」という名はこの花の形から?

あつーい時期に咲くのに、どこか涼しげな印象もあります。

虫がやってくるところはあまり見たことがないのですが、蜜を吸うのはやはりチョウの仲間でしょうか。

ヒガンバナと同様、早春に一度葉を出し、しばらくすると枯れて、夏に葉のない花茎を伸ばして花をつけます。
葉っぱはヒガンバナやスイセンに似ていて、なかなか見分けることは難しい!

7月の花だより その2

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!



ハエドクソウの花。
日当たりが良くないとなかなか花をつけないのだろうか。
玉川上水の林内では、よく咲いている場所と全く咲かない場所と極端。


ヤブミョウガの花。
ツユクサ科。葉の雰囲気や生え方はツユクサの仲間に似ています。(ずいぶん大きいけれど。)


ヤマブキの花。
通常の花期は4月。ところが7月にも、ある程度の株があちこちで花をつけます。
どういう原理なんだろう。狂い咲きというのもちょっと違う。


マヤランの花。
美しい!ラン科シュンラン属ということで、シュンランの花に似ています。
ただし、こちらは腐生植物。菌類に依存して生きています。


オカトラノオの花。
たぶん、かなり日当たりの良いところでしか育たない植物。
玉川上水の林内では基本的に見られません。
明るい林縁に局所的に見られます。


オニユリの花。
たくさん花がつきました。


ヤマユリの花。
あちこちで見頃。いい香り。


カンアオイの葉。
玉川上水にギフチョウはいません…が、葉が食べられているとドキッとします。


クズの葉のシルエット。
遠くから見てもムシャムシャ食べられているのが分かります。
クズの葉を食べて育つ昆虫はたくさん。

7月の花だより

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!



ヤマハギの花が咲きました!早い。
秋の七草としてもお馴染み。


オニドコロの花。
繁茂しすぎるやっかいなつる性植物でもありますが、小さくてかわいらしい花をつけまし。


ヒメヒオウギズイセン
誰かが植えたものと思われる園芸種。


トウネズミモチの花。
遅めに咲いているものがいくつか。

 
エゴノキの実。
かじられた跡があります。エゴヒゲナガゾウムシのしわざなのかどうか研究中。



ネジバナの花。
明るい草原的な環境に生えてくる雑草のため、玉川上水林内ではあまり見られません。
林縁の明るくなっている部分に出てくることがあります。
花の付き方にバリエーションがあって面白い。


ノカンゾウの花。
花のすぐ下に白いアブラムシがびっしりとつきやすい。
きれいな写真を撮ることがちょっと難しい花です。


ヒメヤブランの小さな花。


ヤブマオの花。

水路近くにびっしり。


ウマノスズクサの花。
不思議なラッパ型の構造。
ハエを閉じ込めることができるようになっています。花粉をつけるためで、食虫植物ではない。


ボタンクサギの花。
綺麗な花をつけますが、気をつけないと増えすぎる樹木。


オオバギボウシの花。
順番に花が咲くので、写真のベストタイミングを見極めることが難しい。

 
雨天と蒸し暑い日が続き、きのこがたくさん発生しています!

6月の花だより その4

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!

決して花の多い時期ではないのですが、あちこち探してみると気になる植物がたくさんあります。


ネムノキの花。
開花しました。マメ科なのにこんな不思議な形の花が咲きます。
糸、というより綿状の花に見える部分は雄しべ。


アカネの花。
やや早めの開花でしょうか。
なかなか気づかれることのない、小さくてかわいらしい花です。
茎がひっかかって絡まっていくタイプのつる性植物。
この写真でも、痛そうな細かいトゲが茎にたくさん生えているのが分かると思います。


ヤブマオのつぼみ。
イラクサ科らしい粗い鋸歯のある大きな葉っぱをつける植物。
花は意外とかわいいものが咲きます。


ナンテンの花。
メギ科。


たぶんチョウセンハギ
ハギに似た花をつけますが、時期がかなり早め。
葉の先端も尖っています。


カンゾウのつぼみ。
おそらくヤブカンゾウではなくノカンゾウ
花が開いているタイミングでなかなか見ることができず。


クチナシの花。
自生ではないものでしょう。
かなり強い香りがあり、玉川上水の流れの反対側まで匂いが届きます。


八重咲き。園芸品種では、バラのような花が咲きます。



ミズヒキの花。
ミズヒキは玉川上水中流域にかなりたくさん育っています。
タデ科。葉の構造はイヌタデに似ています。


アベリアの花。ハナツクバネウツギとも。
スイカズラ科。
現在、かなり強い香りを漂わせていて、マルハナバチが毎日のようにやってきます。
もちろん、雑木林に自生する樹木ではありません。


オシロイバナの花。
オシロイバナ科。もちろん自生種ではありません。
ただでさえ雑木林の中では浮いた存在ですが、こんなタイプの柄の花だとさらに異質な感じがします。


ギボウシの花。咲きかけ。


ヒメユリか何か。
昔は咲いていなかったもの。どこから来たのか。


ハンゲショウの花。美しい!

花の部分をよく見るとこんな感じ。


ナワシロイチゴの果実。
いいおやつになります。