6月の花だより その4
決して花の多い時期ではないのですが、あちこち探してみると気になる植物がたくさんあります。
ネムノキの花。
開花しました。マメ科なのにこんな不思議な形の花が咲きます。
糸、というより綿状の花に見える部分は雄しべ。
アカネの花。
やや早めの開花でしょうか。
なかなか気づかれることのない、小さくてかわいらしい花です。
茎がひっかかって絡まっていくタイプのつる性植物。
この写真でも、痛そうな細かいトゲが茎にたくさん生えているのが分かると思います。
ヤブマオのつぼみ。
イラクサ科らしい粗い鋸歯のある大きな葉っぱをつける植物。
花は意外とかわいいものが咲きます。
ナンテンの花。
メギ科。
たぶんチョウセンハギ。
ハギに似た花をつけますが、時期がかなり早め。
葉の先端も尖っています。
カンゾウのつぼみ。
おそらくヤブカンゾウではなくノカンゾウ。
花が開いているタイミングでなかなか見ることができず。
クチナシの花。
自生ではないものでしょう。
かなり強い香りがあり、玉川上水の流れの反対側まで匂いが届きます。
八重咲き。園芸品種では、バラのような花が咲きます。
ミズヒキの花。
ミズヒキは玉川上水中流域にかなりたくさん育っています。
タデ科。葉の構造はイヌタデに似ています。
アベリアの花。ハナツクバネウツギとも。
スイカズラ科。
現在、かなり強い香りを漂わせていて、マルハナバチが毎日のようにやってきます。
もちろん、雑木林に自生する樹木ではありません。
オシロイバナの花。
オシロイバナ科。もちろん自生種ではありません。
ただでさえ雑木林の中では浮いた存在ですが、こんなタイプの柄の花だとさらに異質な感じがします。
ギボウシの花。咲きかけ。
ヒメユリか何か。
昔は咲いていなかったもの。どこから来たのか。
ハンゲショウの花。美しい!
花の部分をよく見るとこんな感じ。
ナワシロイチゴの果実。
いいおやつになります。