2017年4月16日(日)まるごと玉川上水かんさつ会 第2回を開催します

2017年4月16日(日)
まるごと玉川上水かんさつ会 第2回を開催します。


今回の観察会は、春の野草がテーマ!


典型的な雑木林の春の野草もたくさん見られますし、「雑草」と呼ばれるたくさんの植物も多くの種類が花を付け、その観察が楽しい時期です。

咲き始めた花を目当てに虫たちも活動を始めます。


4月16日(日)開催
9:30 玉川上水駅南口集合(終了予定 12:00ごろ)
小雨決行、荒天時中止。(中止の際には当日の朝、ブログに案内を出します。)

虫チョコ


昆虫チョコをつくりました!

昆虫(主に人気のある海外カブトムシ&クワガタ)のシリコン型が市販されていて、それを利用したもの。
固めのゼリー、アイスキャンディー、氷や石鹸なんかもつくれるはずです。

食べるのがもったいない!



こちらはおまけのメンダコチョコ。

こちらはおまけのリュウグウノツカイチョコ。

深海生物型のグミのお菓子が市販されていて、その型にチョコレートを流し込んだもの。
意外なくらいうまくできました。

メンダコチョコはかわいい!

オオスズメバチ

玉川上水ではたくさんのスズメバチに出会います。
樹液に集まる昆虫

夏に樹液の出ているクヌギを探せば、ほぼ毎日見つかります。

樹液に夢中になっている間はわりと安全なのですが、正確な大きさが分かるほどには近づけません。
そのため、「スズメバチの仲間」というところまでは分かっても、何スズメバチなのか分からない場合があります。

そんな中、今日出会ったのはこちら。

写真では分かりにくいのですが、4cmを超える巨大スズメバチ。5cm以上あったかもしれません。
見た瞬間にオオスズメバチだと分かりました。

オオスズメバチの女王は成虫のまま越冬します。
木の割れ目などで越冬するはずですが、巣をつくるための移動途中だったのか、何かトラブルがあって放り出されたのか、この個体は地面でほとんど動かない状態になっていました。


たくさんの虫を狩るスズメバチは、虫の増えすぎを抑えるという、生態系の中でも重要な働きを担っています。
そんなわけで好きな虫の一種でもあるのですが、このサイズのスズメバチが散策路で繁殖するのはちょっと恐ろしいですね...!!

ビロードツリアブ

玉川上水で、なんともかわいらしいアブの仲間に出会いました。
ふかふかのビロードを体にまとい、長ーい口吻を持つ、ビロードツリアブです。


4月に入り、たしかに色々な虫たちが活動を始めていますが、まだまだ目立つ虫は多くありません。
そんな中、寒さに負けず積極的に吸蜜するビロードツリアブの姿は目を引きます。


ハナニラの蜜を吸蜜中。


「長い口吻」というと、蝶や蛾の仲間が思い浮かびます。
ただ、彼らの多くは体が大きく、小回りがききません。

ビロードツリアブは、小さな体でホバリング上手、さらに尖った長い口吻を持っていることで、かなり多くの花から吸蜜することができます。
植物との関係がとても興味深いアブです。


ハナニラは玉川上水沿いのあちこちで見頃です。
帰化植物。もうずいぶん定着しています。


※追記

玉川上水ではなく、小金井公園で出会ったビロードツリアブですが、口吻の長さが分かりやすい写真が撮影できたので、追記として掲載しておきます。