樹液に集まる昆虫
・ほぼ一日中見られるもの
カナブン、ヒカゲチョウの仲間、ナメクジ、アシナガヤセバエの仲間、ダンゴムシ
・明るい時間帯にやってくるもの
スズメバチ、ゴマダラチョウの仲間
※ジャノメチョウ亜科以外のタテハチョウを探すとしたら、10:00〜13:00くらいが良さそう
・日が落ちてからやってくるもの
ヤガの仲間
シタバガの仲間が多い。フシキキシタバが特に多いと思う。
・夜と早朝に見られるもの
カブトムシ、クワガタの仲間
※日中にも見られることはある
・不明
オオキスイ、ケシキスイの仲間
※小さな体を幹の間に隠すため、見逃していることが多い
※たぶん、時間帯問わず樹液に集まる
気になるポイントと調べたいこと
・樹液に集まるジャノメチョウ亜科以外のタテハチョウは、アカボシゴマダラしか見ていない。樹液には来ていないがイチモンジチョウは近くで見かけている。もっと色々は種類が見られないものか。
・ジャノメチョウ亜科ではヒカゲチョウがほとんど。時々サトキマダラヒカゲ。クロヒカゲなど別の種がいないかよく見る必要がある。
・クワガタの仲間ではノコギリクワガタが多い。ヒラタクワガタ、コクワガタも時々見かける。他の種類はいるのか。
・夜にも活動するモンスズメバチもいる。夜間はスズメバチが活動しないものだと思って油断しないように。実際7月3日20:00過ぎに見かけている。
フシキキシタバ。
見かけることの多いヤガ。理由は分からないが、樹液が出ている場所からはやや離れて止まっていることも多い。
カキバトモエ。
大型のヤガ。地面に近い場所で見かけることが多かったが、偶然かもしれない。
おそらくオオシマカラスヨトウ。
厳密には、お腹の模様を見ないとナンカイカラスヨトウ(そっくり)と区別できない。
シマカラスヨトウの可能性もある。とりあえず、そのあたりの仲間であることは間違いない。
ヒラタクワガタ!
強そうなアゴです。
カナブン。
体色は茶色〜緑色まで。
鮮やかな緑色のものはアオカナブンともそっくり。
足の付け根を見たらどちらか分かるのだけど、今のところ調査時には区別していない。
アオカナブンの方がわずかに細長く、それで判断できる場合も。
樹液に集まるたくさんのヒカゲチョウとサトキマダラヒカゲ。
両目の間が黒くなっているモンスズメバチ。
比較的よく見られるのはオオスズメバチだと思っているのですが、あまりじっくり見るのも危険なので詳しく調査できていません。
アシナガヤセバエの仲間。
たぶん、ホシアシナガヤセバエとモンキアシナガヤセバエの2種が生息しているのだけど、今のところ区別せずに調査しています。
オオキスイムシの仲間。
ヨツボシオオキスイ、ムナビロオオキスイの2種がそっくりで、鮮明な写真を撮るか採集しないと区別が難しい。
ゴマダラチョウ。
オオムラサキの仲間。
爆発的に増えているアカボシゴマダラに比べると、個体数は少なめ。
アカボシゴマダラの夏型。
口吻は鮮やかな黄色。
日中、樹液に集まるたくさんの昆虫たち。
カブトムシのオス!
あちこち探していると、意外に早朝、夜以外の時間帯でも見つかる。
ヒカゲチョウ。
スズメバチは強いアゴをつかって周りの虫たちに威嚇します。
カナブンはかなわない。独占状態。
コガタキシタバ。
コナラのくぼみにニホンミツバチが巣をつくりました。
そのミツバチを捕食するためにやってきたスズメバチ。
カブトムシとコシロシタバ。
カブトムシの角が邪魔だったのか、斜めに羽を立てています。
シタバガの仲間がこんな角度で羽を立てているところは初めて見ました。
ムクゲコノハ。
ヤガ科。シタバガの仲間のように美しい後翅を持つ。
やや大きめ。
オニベニシタバ。
翅がボロボロ!
前翅を閉じているのに、派手な後翅が見えてしまっている。
損傷が激しいけれど、ベニシタバは前翅の模様が全然違うので、オニベニシタバで合っていると思う。
クルマスズメ。
スズメガ科。
「いないはずはない」と思っていたスズメガの仲間。
7月後半にやっと遭遇。ホバリングしながら樹液を吸います!
オオクシヒゲコメツキ。
分かりやすい名前です。
大きくて、ヒゲが櫛状になっているコメツキムシ。
写真では分かりにくいのですが、3cm程度の大きさ。
コメツキムシとしてはかなり大きく、見つけるとびっくりします。
ニホンヤモリ。
昆虫じゃないけれど。
樹液付近で見つかります。樹液にやってくる虫を食べようとしているのでしょう。
ルリタテハ。
瑠璃色が美しいタテハチョウの仲間。
時々樹液を吸いにやってきます。