まるごと玉川上水かんさつ会@ステッチマルシェ 無事に終了しました!

 
6月24日(土)
まるごと玉川上水かんさつ会@ステッチマルシェ 無事に終了しました!

 
  
立川市内、玉川上水沿いのコミュニティカフェ / ホームギャラリー ステッチで開かれるマルシェ(青空市)イベントの中に、自然観察ブースを設置するという形での参加。
このあたりで見られる自然に関する展示、ゴマダラチョウなどの缶バッジやブローチの販売、そしてミニ自然観察会を行いました。



今回のために、ゴマダラチョウパネルも制作!
残念ながらというか、まだまだ地域住民のほとんどに、ゴマダラチョウが生息していることに気づいてもらえていません。

ゴマダラチョウだけを特別に保全しよう!という意思はないのですが、落ち葉を掃きすぎれば越冬できないゴマダラチョウのような存在に気がついてほしいという気持ちがあります。
特にお年寄りの多い地域では、美化活動と称して落ち葉を徹底的に掃いてしまうことが多くなっています。ある程度は人間の都合を優先も良いと思っていますが、そこが色々な生き物の住処になっていることを知れば、そのやり方は変わっていくはずです。


これが玉川上水だ!
カブトムシ・クワガタ、ホタル、ゴマダラチョウ、次回観察会のお知らせ
2種のプリントを配布しました。



カブトムシ(実物)も展示。
子どもたちに大人気でした。



ステッチマルシェ今後の開催日は
2017年9月23日(土)
2017年11月25日(土)
2018年4月28日(土)
に決まっています。

なんとか予定を空けて、毎回参加していきたいところ!

6月の虫


ナナフシ成虫。
6月中旬から林縁にとても多く見かけるようになった。
食草の幅は広いが、このあたりの個体は主にエノキを食べているようだった。
この写真も食事中。


 

コフキゾウムシ



カマキリの幼虫。


 
クワコの幼虫。
途切れずに幼虫が観察できている。
どういうサイクルで世代交代しているのか不思議。


アカボシゴマダラ終齢幼虫。



ウラナミアカシジミ。ゼフィルス。


ホオズキカメムシの産卵。
コヒルガオに産み付けられた卵がよく見つかる。


ヒカゲチョウ



ゴマダラチョウ幼虫。(飼育下。)


ウメエダシャク


セマダラコガネ



カブトムシ。出始めています。



サザナミスズメの幼虫。ネズミモチの葉を食べていた。



ノコギリクワガタ オスとメス。



ナガチャコガネ


ヒメカメノコテントウのせすじ型。紋がない。


ゴマダラチョウの蛹抜け殻。


ヤゴの抜け殻。



ヒカゲチョウの終齢幼虫。蛹化直前。

 
ヒカゲチョウの蛹。


ヒカゲチョウの蛹抜け殻。



ビロウドコガネ

 
エノキハムシ成虫。



モチチャバネゴキブリ





  
フタツメカワゲラの仲間と思われる。



タマムシ成虫。



ヨモギエダシャク。幼虫はかなりの広食性。
エノキの葉を食べているところを見たことがある。


 
クチブトゾウムシの仲間。
おそらくオオクチブトゾウムシ

6月24日ステッチマルシェに「まるごと玉川上水かんさつ会」出店!

玉川上水沿い、玉川上水駅から徒歩10分ほどのコミュニティカフェ / ホームギャラリー ステッチ

そこで定期的に行われているイベント、ステッチマルシェに「まるごと玉川上水かんさつ会」として出店します!

6月24日(土)
10:00~15:00
場所:コミュニティカフェ / ホームギャラリー ステッチ

Facebookページを見ると、イベントの雰囲気が分かります。
ステッチマルシェ Facebookページ

たくさんのお店が並ぶ、青空市のようなイベント。

梅雨の時期。
雨天の可能性も高いのですが、雨天決行です。

出店内容は、
・玉川上水のいきものグッズ(缶バッジ、ブローチなど)販売
・玉川上水の自然に関する展示
・玉川上水関連のチラシ・資料配布
・ミニ観察会
です。

ミニ観察会は、
10:30、11:30、12:30、13:30、14:30
それぞれの時間にスタートする形式です。(15分〜20分程度。)
開始時刻の5分前くらいに集合お願いします。



 
カッコウが鳴いているかもしれない時期ですね!


カワラナデシコの花も咲いているかも。


缶バッジも準備中。

蛹の懸垂器


アカボシゴマダラ蛹抜け殻の、懸垂器部分を顕微鏡+iPhoneで撮影してみました。



矢印部分が懸垂器です。(先端の色が濃くなっている部分。)

安全に植物にぶらさがるために、なんとマジックテープのような構造になっています。



細かい鉤爪が数十本。(百本以上?)

この鉤爪が、あらかじめ吐いておいた自分の糸にしっかり引っかかるため、そう簡単には落ちないのです。

実際、蛹の抜け殻を衣類にくっつけてみると、ぶんぶん振り回しても落ちません。
まさにマジックテープ。

今回はアカボシゴマダラのものを観察しましたが、ゴマダラチョウなどの仲間はもちろん、タテハチョウ科のほとんどや他の科の蝶の蛹の多くも同様の構造になっていると思います。