11月の花だより

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!


(撮影 2015年11月)
チカラシバ(力芝)
見た目通りイネ科の雑草。秋のはじめ頃からあちこちで見かけていました。
何で「力芝」というのか、引っ張ってみれば分かります。
ねこじゃらしを抜くような力加減では絶対に引っこ抜けません。

 
(撮影 2015年11月)
イヌタデ(犬蓼)の花
どこでも見かける犬蓼。


(撮影 2015年11月)
ナンテン(南天)の果実
野鳥が食べたのか、結構減っています。
そろそろやってくるツグミの餌にもなるはず。



(撮影 2015年11月)
サザンカ(山茶花)の花
咲きはじめました。
花の蜜はメジロヒヨドリに人気のあるイメージがあります。
(ヒヨドリは花びらごと食べることも…)


(撮影 2015年11月)
シュロ(棕櫚)の果実
以前に見つけられなかった果実を発見。
こんな位置にできるんですね!



(撮影 2015年11月)
玉川上水のあちこちでクサボケを見かけます。
冬の終わりから春にかけて土手を這うように鮮やかな赤い花が咲きます。
しかし今は11月。狂い咲きでしょうか。すでに2箇所で見かけています。
寒木瓜という感じでもないのですが。



玉川上水では少しずつ紅葉が進んでいます。
サクラの葉はもう散っているものもありますが、雑木林の樹木のほとんどはやっと少し黄色くなってきたところ。

落葉が進み、裸木ばかりになると玉川上水の景色はガラッと変わります。
野鳥観察もしやすいシーズンがもうすぐやってきますね。

センニンソウのおヒゲ!

センニンソウ(仙人草)という植物。

なぜこの名前なのかといえば、このヒゲである!

(撮影 2015年11月)
果実の先からニョッキニョッキと生えてきます。

実は葉っぱ以外はボタンヅルという別の植物にそっくり。
(残念ながら比較用写真のストックがありません…)
さらに、つる性のためその葉っぱが探しにくいというおまけ付きです。


夏の終わりごろに咲く花はなかなか綺麗。
香りもあります。

(撮影 2013年9月)

対話型記事のテスト

キャラクターが対話するような記事を書きたくて、画像と文字表示のテストです。

「こんにちは!」

ここから次の行

「博士です。」

ここから次の行

「えええっ!?」

画像と文字を大きくしました。



「博士!玉川上水のことを教えてください。」


「そのうちね。」


PCでもスマホでもバランス良く見えるように調整することは難しい...!!


「行数が多くなると表示はどうなるの?テストするよ。じゅげむじゅげむごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ ぱいぽぱいぽ ぱいぽのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいの ぽんぽこぴーの ぽんぽこなーの ちょうきゅーめいの ちょーすけ!!あんまり文字数が多いから、画像の下に回りこんじゃったー!」


ツグミの歌を聴きたくて

ツグミという野鳥が好きです。

日本には冬鳥として遥かシベリアからやってくる渡り鳥
玉川上水でも秋の中頃~春にかけて見られます

林以外にも、畑地や草地でよく見かけます。

(撮影 2015年1月)
ピョンピョンと跳ね回り、静止する時には少し上を向くようなポーズになります。
これが可愛らしい!

また、個体差がはっきりしていることも特徴です。
特にお腹の模様はバリエーション豊か。
(撮影 2013年12月)
肉眼では難しいかもしれませんが(視力と記憶力の問題で)、写真に収めて確認すれば、はっきりと個体認識できます。
今日出会ったツグミは昨日出会ったツグミかもしれないし、一年前に会ったツグミかもしれない。

このツグミのさえずりを聴くためにシベリアへ行きたい!と思うこともあります。
これについて、知人に説明しようとするとき毎回ややこしく感じていたので、表にしてみました。

5月頃 日本からシベリアへ
シベリアで繁殖期を迎える さえずる
10月〜11月頃 日本へ戻ってくる
日本で生活 地鳴きのみ

「日本へ戻ってくる」なんていう書き方をしてしまいましたが、実際は繁殖するシベリアの方が本拠地なのかもしれません。
いや、どちらかがホームであるなんていう考え方が人間中心の価値観でしょうか。

つまり、繁殖期の間は日本にいない=さえずりを日本で聴くことは基本的にできないのです。
近代までは、まったくさえずりをしない鳥だと思われていたのかも。

「基本的に」できないものの、例外があります。
日本にいる間にも、シベリアへ渡る直前、小声でさえずりの練習のようなことをしている場合があるのです。(ぐぜり)

実は、玉川上水で見かけたツグミのぐぜりを一度だけ聴いたことがあります。
聴き慣れない複雑な節回しの声がどこかから聴こえる…と思って周囲を見渡すと、ツグミの姿が。
つぶやくような小声で、若干かすれてもいましたが、美しい節回しだったことが印象に残っています

もしかしたら、気候や運次第では、日本で完全なさえずりが聴けることもあるのかもしれませんね。
ばっちり聴けたらそれはとても幸運なこと!