「多摩のあゆみ」がすごい!



多摩のあゆみ」は、たましん地域文化財団*1が発行している無料の冊子です。

発行は年四回。
多摩信用金庫の店頭で入手できるほか、送料を負担すれば定期送付してもらえます。

多摩の歴史だけではなく、自然や地理まで幅広く扱っていて、どの号もとても興味深い内容。

国立駅から徒歩すぐのところにある、たましん国立支店の6Fにたましん歴史・美術館がありますが、5Fは歴史資料室になっています。
資料の貸出は行っていませんが、多摩地域の歴史資料が豊富に揃っています。
こちらに、「多摩のあゆみ」バックナンバーの在庫があり、今回、欲しかった号を頂いてきました。
残念ながら「第4号 玉川上水」「第34号 玉川上水 そのⅡ」の在庫は残念ながら無し。
人気があったということでしょうか。
(2015年現在、公式webサイトによると「バックナンバーは概ね85号以降は在庫がございます。」とのこと。)


内容についても稀少性があります。

例えば86号の特集は「多摩の剣術」。
剣術の流派についてまとめた本ならばあるかもしれませんし、新選組に関する資料の中には多少の記述があることはあります。
が、「多摩の剣術」にしぼった濃い内容の資料を探すのはとても難しくなっています。
単体での書籍化は難しそうなテーマが、「多摩のあゆみ」で扱われることで、入手しやすい冊子として形に残っています。ありがたい。


無料でいただけるとはいえ、貴重な資料。
大切に、責任を持ってしっかり読み込んでいこうと思います


*1 多摩信用金庫が設立した財団。公益財団法人。

冬芽を探しにでかけよう!


落葉が進み、足元がふかふか。
コナラ、クヌギの葉もたくさん落ちて、いよいよ冬の景色。


裸木のシルエットが美しいのは、落葉樹の林ならでは
夕日の時間帯にはきれいな影絵のようになります。


さてさて、葉の落ちてしまった冬の樹木には見所がないかと言ったら、そんなことは全くない!
冬芽を探す楽しみがあります。

春の芽吹く準備をする冬芽。
その下にある葉痕(葉が落ちたあとに残っている跡)と合わせて見ると「帽子を被った顔に見えて可愛い!」ということで、密かな人気があります。

ヤマグワ(山桑)の冬芽。


マユミ(真弓)の冬芽。


サクラ(おそらくソメイヨシノ)の冬芽。


フヨウ(芙蓉)の冬芽。


コブシ(辛夷)
こちらは春に花が咲く花芽。ふかふか。


ゴンズイ(権萃)の冬芽。

   
他にもたくさんの冬芽。
葉も花もない冬の樹木は種類の判定が難しいのですが、冬芽の形は大きなヒントになります

今冬は冬芽をじっくり観察してみます!

騒音計


安物ですが、騒音計を手に入れました。

操作はボタンを押すだけ。とても簡単でシンプル。

どちらかといえば、やかましく感じられる騒音を数値として記録し、客観的なデータとして問題報告に使われることが多いのだと思います。

が、もちろん「静かさを調べる」という方向性の使い方もできるわけです。

手元にある
 日本自然保護協会 (1994)『自然観察ハンドブック』平凡社
にも、森林の騒音分布を調べよう、という主旨のちょっとした記事が掲載されています。


やかましくなってしまった部分もありますが、玉川上水の静けさは希少で貴重なもの

都心にも大名庭園だった場所などを中心に立派な緑地が残っていますが、周囲は車のよく通る道路である場合が多く、持続的な騒音が聞こえてしまいます
それに比べて玉川上水は静か!と、今まで言葉では説明できていましたが、これを客観的な数字で説明できたらいいなと。

もちろん、緑道の隣が車道になってしまいやかましい箇所、歩道は静かだけれど南北に通る車の走行音がうるさい場所など、いろいろなパターンもあることでしょう。

数値をしっかりと記録しておけば、数年後、数十年後に比較することもできるのがいいですね!
サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08
サンコー 小型デジタル騒音計 RAMA11O08

玉川上水のカワセミがお皿に!

陶芸をちょこちょことやっています。

最近仕上がったのが、こちら!

昔、玉川上水で遭遇したカワセミを撮影した写真を元に下絵を起こし、上絵付けしました!
というわけなので、「玉川上水のカワセミ」のお皿です。

こちらは白金陶芸教室さんで完成させました。
形になると、うれしいものですね。

玉川上水の野鳥、野草をどんどん絵付けして、シリーズ化したい!


こんな器もつくっています。

抹茶茶碗。

自分でつくった器で飲むお茶はまた格別。