NHK『ダーウィンが来た!』でアオバト特集

1月17日(日)
NHK『ダーウィンが来た!』アオバト特集の放送でした。

たっぷり貴重なアオバトの映像。

意外と初歩的なことも、知らないことが多かったことに気がつく。

・キジバトの「ピジョンミルク」による子育ては知っていたけれど、アオバトも同様。
というかハト科全般の習性なんですね。

・「ピジョンミルク」は雄雌どちらも作ることができる
作ることができるというか、分泌されるというか。


番組後半に、セイキチョウの研究映像も紹介されていました。
全く知らない名前。こんな名前の野鳥がいたかな?と驚いたけれど、アフリカの鳥でした。
ペットとして日本で飼育されることがあるのかな?ペットの鳥は全く専門外で分かりません。


『ダーウィンが来た!』の再放送は通常、木曜夕方の時間に行われていますが、現在は大相撲初場所の放送がその時間にあるため未定。

東京での繁殖記録がなかったアオサギ


東京の野鳥
東京の野鳥


『東京の野鳥』という1981年(昭和56年)の図鑑を読んでいて、衝撃!
アオサギは冬鳥として東京地方へやってくる。
東京での繁殖記録はない。
この時期から野鳥観察をしていた方にとっては常識なのでしょうか。

都市鳥化していった野鳥を中心に、身近な野鳥の生息地域の変化はある程度勉強したつもりだったのですが、アオサギに関しては全く知りませんでした。

今では、どこでも見られるという感じもあるアオサギですが、この頃は少し珍しい野鳥だったのかもしれませんね。

現在の東京で見られるアオサギは、どう考えても留鳥です。
繁殖記録もありますよね。


これからも、冬鳥→留鳥になったり、山地でしか見られなかった鳥が人家近くで見られるようになったり、珍しいはずだったものが異常繁殖したりだとか、そういう野鳥がでてくるのでしょうか。

「見かけたら嬉しい!」と思っていた野鳥が、いつか害鳥扱いになったりしたら悲しいものがありますが...

ともかく、注意深く観察を続けていきたいと思います。



※メモ
今日もツグミのぐぜりを確認。
特にぽかぽかした日に(気のせいかも?)、樹上でじっとしているタイミングで歌の練習をはじめる。

野鳥メモ1月16日

1月16日(土)

メジロ
ジョウビタキ
ムクドリ
メジロ
コゲラ
シメ
イカル
カルガモ
ヒヨドリ
モズ
シジュウカラ
オナガ
ウグイス(たぶん)
キジバト


・メモ
オナガの群れ 10羽 東へ。
シメが波状に飛ぶことを確認。
ガビチョウはぽかぽかした時間帯に鳴きやすい?
ガビチョウは今のところ、玉川上水を東西に移動する姿は見ていない。
南北の林や畑と玉川上水の行き来を観察済み。
ジョウビタキはいつものジョウビタキ(メス)。
キャベツ畑に降りるモズ(オス)を発見。
今日もツグミのぐぜりが聞けた。
ジョウビタキの地鳴きがはっきり聞こえた。
ウグイスらしき地鳴きをする鳥をよくみかけるものの、
民家近くの藪へ移動することが多く探しにくい。


ムクムクムクムクムクムク。
ムクドリの群れの姿が目立ちます。一箇所に50羽くらい集まっていたかも。
斜面をごそごそと移動しています。

他の場所では、電線や、一本の木に50羽以上密集するムクドリを見かける事があります。
そういう状態に比べると、玉川上水ではわりと分散している感じがしますね。


ミズキ(水木)の冬芽。
赤みを帯びた芽が、冬の林では目立ちます。鱗芽ですね。


特徴がないようでいて、わりと分かりやすいミズキの樹皮。
灰色に近い色で、つながってはいない縦のすじが入る。覚えておこう!


いつものシメさん。


いつものイカルさん。
今日も、パチッ、パチッと実を食べる音が林内に響いていました。


冬の樹木 (検索入門)
冬の樹木 (検索入門)
冬芽でわかる落葉樹―カラー図鑑
冬芽でわかる落葉樹―カラー図鑑
冬芽についての学習用にこの2冊を頂いたので、勉強がんばります。
どちらの本も、写真、解説ともに充実していてとても分かりやすい。
※80年代の本なので、現在書店での入手は難しいかもしれない。

野鳥勉強メモ:追記

・イカル、シメの飛び方は?
→どちらも波状。イカルは浅く、シメは深い波状とのこと。実際に観察して違いを確認したい。遠目に識別するヒントになるかも。

・イカルは冬にもさえずる
12月にさえずりが聞けたのは特に例外ではない。

・イカルは群れで行動することが多い。シメは1匹や小さな群れでいることが多い
→実際に観察して、この通り。納得できている。渡りの時にはシメも大きな群れになるとのこと。

・シメの雌雄は色で識別できる
→高難易度。肉眼では厳しそう。イカルは雌雄同色。

・シメが18cm程度なのに対してイカルは23cm
→実際の観察では違いを感じなかった。両種が近くにいることがあったら気にしてみたいところ。

・イカルは虫も食べる
→見たことがない。

・玉川上水で見かける野鳥、実際はどんな範囲で生活しているんだろうか?
→エリアごとに、いくつか南北に公園や林がある。玉川上水緑道沿いではなく、南北に飛び去る野鳥も多い。確かめるのは難しい。
いつか丸一日使って、カルガモが朝から晩までどのように移動しているのか観察してみたいと思っている。

・ジョウビタキはどこからやってきている?
→玉川上水では冬のみ見かける冬鳥。チベットや中国方面から渡ってくるとのこと。日本での繁殖もわずかな例がある。

・先日、上空を飛んで行くのを見かけた猛禽類は、下から見て羽の白さが目立っていた気がする
→ノスリかチョウゲンボウ?

・今年度はマガモになかなか会わないのをタイミングの問題と思っていたが、暖冬の影響ではないか
→前年度が特別多かったとも考えられる。他の冬鳥は飛来していて、カルガモも増えてはいる。
前年度の同じ頃は、カルガモの集団の中にほぼ確実にマガモが混ざっていた。

・「玉川上水のカッコウ」の写真を見たことがない
→葉の生い茂る時期に来るのでそもそもカッコウ科は写真に撮りにくい。今夏は挑戦したい。

基本がわかる野鳥eco図鑑―野鳥がわかると命のつながりが見える
基本がわかる野鳥eco図鑑―野鳥がわかると命のつながりが見える

もっと勉強しよう!
とりあえず、身近で出会える野鳥のことをもっと知りたい。
観察しやすい冬の間にがんばりましょう!


※追記

・エナガは昆虫やクモを食べる、樹液も吸う
→まだまだ食性がしっかり頭に入っていない。「玉川上水の野鳥 食べ物リスト」をつくりたい

・ツグミはミミズや木の実を食べる
→よく土を掘っている姿を見かける。ツグミ科はだいたいこんな食性かな。

・ジョウビタキは雌雄ともになわばりを持つ
→心当たりあり。いつも同じような場所で見かけるジョウビタキは毎回同じ個体と考えられるか。

・(コゲラなどキツツキが特に)樹の幹で虫を探しまわっている。くちばしで突いて虫をひっぱり出して食べる。この虫とは?
→木の中に住むの虫のことを詳しく知らない。勉強不足!