成瀬 つばさ『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』発売します!

成瀬 つばさ『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』
成瀬 つばさ『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』

夢がまた一つ実現しました!


ゴマダラチョウと身近な自然がテーマの書籍がついに完成しました。
Amazonでの予約はすでにスタート。

7月25日発売予定です。
価格は1300円+税となっております。

* * * * * * * * *

内容紹介

ゴマダラチョウ(の幼虫)=ゴマちゃんという近所の雑木林や森に
生息している、でもちょっと探さないと見つけられない小さな生き物を通して、
身近な自然と環境に触れてみよう。
日本初、一冊でゴマちゃんのひ・み・つが丸ごと良くわかる本。

【脳科学者の茂木健一郎先生、推薦!】
「ゴマダラチョウは、幼い頃の私的「身近な自然選抜総選挙」、第1位。
「スター」の本ができて、歓喜しています!」

【ゴマダラチョウとは】
漢字で書くと胡麻斑蝶。胡麻斑とはゴマをちりばめたようなまだら模様のことを言う。
鱗翅目タテハチョウ科の昆虫。翅の開張は約7センチ。
翅は黒色に白紋がちりばめられている。幼虫はエノキの葉が大好物。
北海道南部から九州にかけて分布している。

【監修】
新里達也先生(前・日本甲虫学会会長)

著者について
音楽大学と美術大学大学院卒。
音大ではコンピュータ音楽を専攻する傍ら、ジャズピアニスト・キーボーディストとしてさまざまな演奏活動を行った。
その後は美大の大学院に進学し、音で遊べるメディアアート作品を制作。
代表作「リズムシ」シリーズは総計600万ダウンロード。
平成23年度文化庁メディア芸術祭新人賞ほか、受賞歴多数。

現在は玉川上水を中心に、多摩・武蔵野の自然や歴史に関する活動を行っている。
「まるごと玉川上水ブログ」http://tamagawajosui.edoblog.net/ で玉川上水の情報を発信中。
まるごと玉川上水かんさつ会 会長。
NACS-J 自然観察指導員。2級ビオトープ管理士。
日本茶検定1級、日本茶アドバイザー、江戸文化歴史検定2級。


* * * * * * * * * 



内容をチラ見せ。
※こちらの画像は、ゲラを仮印刷したものなので、実際に製本されたものはちょっと雰囲気が変わります。
こんな風に、イラストたっぷりで、ゴマダラチョウの生態と、身近な自然について学べる内容になっています。
(子どもでも楽しめる内容です。)

また、3つ目の写真を見ると分かるように、玉川上水についても身近な自然の一例として取り上げています。


推薦文はなんと茂木健一郎さん!

監修は、お世話になっている新里達也先生に行っていただきました。


完成までの道のりはなかなか大変でした(6月はほとんどブログが更新できませんでした...)が、良い本ができたと思っています。
この本をきっかけに、ゴマダラチョウや、身近な不思議に関心を持つ方が増えたらいいな!と思います。

妄想本|成瀬 つばさ『まるごと玉川上水ガイド』


クリックすると目次を拡大(PDFファイルの表示)します。

成瀬 つばさ『まるごと玉川上水ガイド』
280p 1800円+税
玉川上水のことがまるごと分かる書籍です。

もちろん、こんな本は存在しません

今すぐに制作する時間はないのですが、数年以内くらいには玉川上水のエリアガイド、歴史ガイド、自然ガイドをコンパクトにまとめた本をつくりたい。
そう思っています。
実現させたい。
未だ、「玉川上水の小冊子をつくる」の方も完成していませんが...



今のところは妄想でがまん!
なんとなく雰囲気だけつくった上記の目次には適当にページ数も入っていますが、もちろん本文はまだ用意していません。


『まるごと玉川上水ガイド』目次

・まるごとエリアガイド

● 羽村市周辺
● 福生市周辺
● 昭島市周辺
● 立川市周辺
● 小平市周辺
● 小金井市周辺
● 三鷹・武蔵野市周辺
● 杉並区周辺
● 暗渠エリア周辺
● 新宿区周辺

・まるごと歴史ガイド

● 玉川上水年表
● 玉川上水ができるまで
● 水くらい土とかなしい坂
● 玉川上水の通船
● 武蔵野の雑木林
● 砂川村と小川村
● 玉川上水の昔話
● 国の名勝 小金井桜
● 玉川上水分水網
● 通水停止と清流復活事業
● 玉川上水と自然保護
● 各地域の取り組み
● 玉川上水の歴史を学べる書籍
● 玉川上水の歴史を学べる施設

・まるごと自然ガイド

■春
3月
● 春の妖精
● 昆虫たちの目覚め
● 春の野草を楽しむ
4月
● 名勝 小金井桜の現在
● 野に咲くスミレ
● 雑木林の春
5月
● キンランとギンラン
● 玉川上水に立ち寄る夏鳥たち
● 初夏に見られる蝶

■夏
6月
● 玉川上水のゼフィルス
● ホタルの乱舞
● 雨の中の自然観察
7月
● 樹液酒場の昆虫たち
● カブトムシとクワガタを探す
● セミの羽化観察
8月
● 真夏の昆虫観察
● セミの抜け殻調査
● 秋の七種を探す

■秋
9月
● 玉川上水できのこ探し
● 秋の昆虫探し
● 秋の渡り鳥たち
10月
● 玉川上水でどんぐり探し
● 秋の夜に鳴く虫
● 秋の野草を楽しむ
11月
● 植物の果実と種子
● クモの網を観察する
● 冬鳥の訪れ

■冬
12月
● 玉川上水の紅葉
● 探鳥会を楽しむ
● 落葉の観察
1月
● 冬の植物観察
● 越冬昆虫探し
● 玉川上水の冬鳥
2月
● 落ち葉の下には?
● 冬芽の観察
● 雪の日の玉川上水

おすすめ本|髙野 丈『井の頭公園いきもの図鑑』

髙野 丈『井の頭公園いきもの図鑑』
髙野 丈『井の頭公園いきもの図鑑』

お世話になっている髙野 丈さんによる「井の頭公園いきもの図鑑」がいよいよ発売します!


羅列的な図鑑ではなく、季節ごとの観察ポイントを抑えた、初心者にも活用しやすい内容です。
(Amazonで少し中身が見られますよ!)

もちろん、収録されている生き物の多くはちょっとした緑地や公園でも見られます。
井の頭公園以外の場所でもばっちり活用できます。

タイトルは「いきもの図鑑」となっていますが、季節ごとにいくつか植物やきのこ、変形菌(!)なんかもピックアップしていて、バランス良く楽しめます。


その他にも、セミの抜け殻の見分け方どんぐり図鑑など、自然観察を楽しむためのページがいっぱい。


これを片手に、毎日散策したらもっともっと自然がおもしろくなってしまう、そんな図鑑です!
とてもおすすめ。

おすすめ本|Rachel L. Carson 『The Sense of Wonder』

The Sense of Wonder
Rachel L. Carson『The Sense of Wonder』

おすすめ。
『沈黙の春』著者、レイチェル・カーソンの一冊。

この日本語訳版では、「センス・オブ・ワンダー」のことを、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」と訳しています。
こういった感性は大人になると失われてしまうものなのでしょうか。

自然観察指導員の観察指導方針とも重なる部分が何度も文中に登場します。
・「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない
・自然への知識をほんのすこししかもっていないと感じていたとしても、親として、たくさんのことを子どもにしてやることができます

古典的な自然観察会ではどうしても、見つけた動植物の名前をひたすら覚えていくような展開になりがちです。
必ずしも種名にこだわらなくても、わくわくするような体験・観察はできる。確かにそう思います。

ただ、実際に私が観察会を行う時には、どうしても勉強会のような側面も強くなってしまいます。
いずれ地域の方たちに自分の手で調査を行ってほしいという気持ちもあり、「見分け方や種名を覚えてほしい」という状況があります。
また、地域の自然を毎日調査できるわけではないので、観察会自体が調査を兼ねたものになることもあります。

たとえば、子ども向け・初心者向けに特化した観察会であったり、あくまで「体験」を主なテーマとした観察会を開けたりしたら、もっと種名にこだわらない自然観察会ができるかな、とは思います。
そういう機会もつくりたい...!!