2017年4月16日(日)まるごと玉川上水かんさつ会 第2回を開催します

2017年4月16日(日)
まるごと玉川上水かんさつ会 第2回を開催します。


今回の観察会は、春の野草がテーマ!


典型的な雑木林の春の野草もたくさん見られますし、「雑草」と呼ばれるたくさんの植物も多くの種類が花を付け、その観察が楽しい時期です。

咲き始めた花を目当てに虫たちも活動を始めます。


4月16日(日)開催
9:30 玉川上水駅南口集合(終了予定 12:00ごろ)
小雨決行、荒天時中止。(中止の際には当日の朝、ブログに案内を出します。)

まるごと玉川上水かんさつ会 第1回 無事に終了しました

2月12日(日)9:30から。
立川市内の玉川上水で「まるごと玉川上水かんさつ会」が開催されました!

15名(スタッフ込みで17名)の参加者でした。
完全に自主企画で、きちんと「会」という形にしたのは初めてだったので、若干緊張もしたのですが、参加者さんたちのサポートもあり、怪我も事故もなく無事に終了しました。
ありがとうございました。

 

まずは、簡易記事として、見つかったものの報告。


・虫
ヒロバフユエダシャク メス →同定ミスでシロフフユエダシャク メスの可能性が高い
コモリグモの仲間
ゴマダラチョウ幼虫
アカボシゴマダラ幼虫
ダンゴムシ
ワラジムシ
オオミズアオ 空繭
ヒロヘリアオイラガ 空繭
チャミノガ
ウシカメムシ 死?
シロテンハナムグリ 死骸 殻をクモが利用していた
カブトムシ 死骸
ヨコヅナサシガメ
クロモンサシガメ
アカシマサシガメ
マダラマルハヒロズコガ 幼虫 or 蛹の巣
ヒメシロモンドクガ 卵
クヌギカメムシ 卵 幼生
ナメクジ
ヤスデ
ヒゲジロハサミムシ
セミのぬけがら
ガの幼虫 未同定
アブの仲間
シロフフユエダシャク メス


・鳥
ムクドリ
ジョウビタキ
カワウ
メジロ
ヒヨドリ
ヤマガラ
ツグミ
アトリ
ハクセキレイ
オナガ
エナガ
シジュウカラ
キジバト
ドバト
コゲラ
カルガモ

・その他
枯れたナギイカダ
アジサイの冬芽

・お話
生き物の住み家となる落ち葉が都市化により散乱
ソメイヨシノではない桜は当然のように2月に咲くことがある
早咲きの桜が咲き始め、蜜を好きな野鳥たちが集まる
玉川上水の緑地の価値について

・反省点
参加者が10人以上の場合は班分けが必要?
リーダーの数が足りなく、全体をケアできなかった。
まずは、予約制にして、事前に人数を把握することが大事なのかも。



玉川上水自然観察会(仮)第2回

玉川上水自然観察会(仮)第2回。

虫シーズンです!
林内をあちこち歩きまわって、たくさんの虫たちを見つけました。

クロアゲハ系のチョウも何度か見られたのですが、残念ながら撮影しやすい場所には止まってくれず。種類が特定できませんでした。


ムラサキシジミ
もちろんシジミチョウ科。
表の青紫色が美しい!
食草はシイ・カシ類などのブナ科常緑樹が中心だけれどコナラ等の落葉樹も食べることがあるらしい。
見かけた地点の周囲にはシイ・カシ類は少ない。


アベリアの花に集まるハチ。
ハナバチの仲間がたくさんやってきます。


ノカンゾウの花!
まるでスタジオ撮影のような写真ですが違います。
玉川上水の暗い水路を背景に撮ると、こんな風になることがあります。


地面にたくさん落ちているエゴノキの実。
大きな穴がたくさん空いています。
エゴヒゲナガゾウムシが羽化したということです!


葉っぱの裏にクサカゲロウ


テングチョウ
しかし天狗のように長い鼻、下唇が小さい、もしくは欠損している個体。


美しいシルエットのニホンカナヘビ
しっぽ長い!



未同定のの仲間。3種盛り。


ナツアカネでしょうね。
まだ若い個体なので、真っ赤ではなく明るいだいだい色。


アオギリの葉っぱ。
かなり高くなる落葉高木。
この株は切り株から出てきた背の低いもの。


ナナフシ
どう考えても擬態できない樹の幹を堂々と歩く。


ヤブガラシの花。
中央に花びらも見えます。
この花びら、ほとんど意味がないようで、すぐに脱落します。


ノブドウの花。
ヤブガラシと似ています。ヤブガラシもブドウ科。



カマキリの若い個体。

 
ウスバカゲロウ成虫。
幼虫はアリジゴク。
玉川上水の林のあちこちでアリジゴクの巣が見つかります。


未同定カメムシの仲間。


ヤマトシジミ


マサキの花が咲いていました。
同じニシキギ科のマユミやニシキギとそっくりの花。
浅い構造の花で、ハエの仲間がよくやってきます。


トウネズミモチの花。
独特の香りがあります。ハチがやってくることが多い。

玉川上水自然観察会(仮)第1回が行われました

自主企画の玉川上水自然観察会、第1回です。

ゲスト参加者を楽しませるようなタイプではなく、勉強会に近い内容で。
植物、虫、野鳥をたくさん探し、そのつながりを観察しました。


アオツヅラフジの葉。
ツヅラフジ科、互生、右巻き。


ヒトツバハギ
トウダイグサ科。ハギとはほぼ関係ない植物。互生。


エノキの枝にナナフシ
上手に擬態しています。


モッコク。
モッコク科。雑木林の構成樹というよりは庭木。
誰かが植えたのか、民家の果実を食べた野鳥が運んだのでしょう。


カメムシの仲間。未同定。


ミズイロオナガシジミ
シジミチョウ科。この日はいくつかの個体を目撃。
食草はコナラ、クヌギなどのブナ科なので、雑木林には居て当然。
シジミチョウの仲間ですが、意外にも表より裏の翅がきれいな種。


カマキリの仲間。未同定。


メドハギと思われる葉。


木質化したクズ。木質化したフジにひょろひょろとクズが巻いているのだと思い込んでいました。
思ったよりもクズの勢いが強い!


ホタルブクロの花。
白色の花が比較的多い印象ですが、時々濃い色のものもあります。この写真の花は中間。


エゴノキの葉にできた、エゴツルクビオトシブミゆりかご


クマヤナギ
クロウメモドキ科。互生。つる性。
どこでも見られるわけではなく、玉川上水のごく一部で発見。


ムラサキシキブの花が咲き始め。
ほんのりといい香り。


ラミーカミキリ
あまりにも個性的な模様。カミキリムシの仲間。
イラクサ科やムクゲに付くとのこと。フヨウの葉で発見。


クサノオウ
葉の特徴を覚えていなかったのであらためて撮影。
ケシ科です。


ザクロの花。


コハウチワカエデハウチワカエデにそっくりですが、オオイタヤメイゲツではないかと推測。


ユリノキを発見。
成長したらコナラ・クヌギよりも高くなる可能性があると思うのですが、どうするのだろう。


シオデ。サルトリイバラ科。つる性。
サルトリイバラに似るが細長く、細かい葉脈が目立つ。


テイカカズラ
キョウチクトウ科。常緑のつる性。
かなりひっそりと生き延びています。周囲の民家では普通に見られる。


八重咲きのドクダミ
花びらのように見えるものは総苞。