まるごと玉川上水かんさつ会 第3回 無事に終了しました

7月16日(日) 10:00 開始 。
かなりの虫好きが多く参加し、ひたすら虫を探す会となりました。

立川市内の玉川上水でかなりたくさんの虫たちを発見しました!



このあたりは、林縁に一定の幅があり、定期的に草刈りも行われています。
そのためササだけの単調な環境とはならず、樹木の低い株やつる植物に覆われ、たくさんの昆虫たちの住処となっています。

この日も合計100種類ほどの虫が見つかりました。


産卵するアカボシゴマダラ


エノキの葉の上にエメラルドグリーンの小さな卵。


ササグモ。かなりの数が見られます。


セミの抜け殻もたくさん見つかる時期です。


茶色のナナフシ


クサカゲロウの幼虫。ゴミのようなものをたくさん背負っています。


デーニッツハエトリの幼生。


クズノチビタマムシ。交尾中。
クズの葉っぱを探すとかなりの数が。


ゴマダラカミキリ


まるごと玉川上水かんさつ会@ステッチマルシェ 無事に終了しました!

 
6月24日(土)
まるごと玉川上水かんさつ会@ステッチマルシェ 無事に終了しました!

 
  
立川市内、玉川上水沿いのコミュニティカフェ / ホームギャラリー ステッチで開かれるマルシェ(青空市)イベントの中に、自然観察ブースを設置するという形での参加。
このあたりで見られる自然に関する展示、ゴマダラチョウなどの缶バッジやブローチの販売、そしてミニ自然観察会を行いました。



今回のために、ゴマダラチョウパネルも制作!
残念ながらというか、まだまだ地域住民のほとんどに、ゴマダラチョウが生息していることに気づいてもらえていません。

ゴマダラチョウだけを特別に保全しよう!という意思はないのですが、落ち葉を掃きすぎれば越冬できないゴマダラチョウのような存在に気がついてほしいという気持ちがあります。
特にお年寄りの多い地域では、美化活動と称して落ち葉を徹底的に掃いてしまうことが多くなっています。ある程度は人間の都合を優先も良いと思っていますが、そこが色々な生き物の住処になっていることを知れば、そのやり方は変わっていくはずです。


これが玉川上水だ!
カブトムシ・クワガタ、ホタル、ゴマダラチョウ、次回観察会のお知らせ
2種のプリントを配布しました。



カブトムシ(実物)も展示。
子どもたちに大人気でした。



ステッチマルシェ今後の開催日は
2017年9月23日(土)
2017年11月25日(土)
2018年4月28日(土)
に決まっています。

なんとか予定を空けて、毎回参加していきたいところ!

6月24日ステッチマルシェに「まるごと玉川上水かんさつ会」出店!

玉川上水沿い、玉川上水駅から徒歩10分ほどのコミュニティカフェ / ホームギャラリー ステッチ

そこで定期的に行われているイベント、ステッチマルシェに「まるごと玉川上水かんさつ会」として出店します!

6月24日(土)
10:00~15:00
場所:コミュニティカフェ / ホームギャラリー ステッチ

Facebookページを見ると、イベントの雰囲気が分かります。
ステッチマルシェ Facebookページ

たくさんのお店が並ぶ、青空市のようなイベント。

梅雨の時期。
雨天の可能性も高いのですが、雨天決行です。

出店内容は、
・玉川上水のいきものグッズ(缶バッジ、ブローチなど)販売
・玉川上水の自然に関する展示
・玉川上水関連のチラシ・資料配布
・ミニ観察会
です。

ミニ観察会は、
10:30、11:30、12:30、13:30、14:30
それぞれの時間にスタートする形式です。(15分〜20分程度。)
開始時刻の5分前くらいに集合お願いします。



 
カッコウが鳴いているかもしれない時期ですね!


カワラナデシコの花も咲いているかも。


缶バッジも準備中。

まるごと玉川上水かんさつ会 第2回 無事に終了しました

4月16日(日)9:30から。
立川市内の玉川上水で「第2回 まるごと玉川上水かんさつ会」が開催されました!

一週間前には、曇り時々雨の予報だったこの日。
参加者様の日頃の行いが良かったのか、なんと快晴
東京都内は場所によって最高気温26℃というポカポカな日でした。
春の野草や活動をはじめた虫たちを観察します。」という主旨だったのですが、野草以上に目立ったのが虫たちの姿でした。



サルトリイバラの花。あちこちで見頃でした。

 
あちこちで咲きはじめたニリンソウ
ニリンソウは咲かないと思っていたエリアで参加者が発見しました。こういうことが起きるのも観察会の良いところですね!



朽木をひっくり返すと見つかったムカデヒルの仲間。その他に、ダンゴムシワラジムシも、うじゃうじゃ。
ヒルの仲間をちゃんと記録したのは初めてかも。


クロボシツツハムシかな。
テントウムシに似る、ハムシの仲間。交尾中。


トラフコメツキ。春に見られるコメツキムシの仲間です。
先日小金井公園でも発見しているのですが、玉川上水での記録は初めて。


ナラメリンゴフシと思われる虫こぶ。数カ所で見つかりました。
リンゴのように見える謎の物体。
コナラやクヌギはどんぐりのなる樹木。リンゴができるはずがありません。
これはナラリンゴタマバチの作った虫こぶなのです。


未同定。蛾の幼虫。


エノキ新芽に擬態する、アカボシゴマダラ幼虫。
越冬した幼虫が一度脱皮した、終齢幼虫です。
玉川上水の中でも特にエノキが多いこのエリア。
小さなエノキの株で、たくさんの幼虫が見つかりました。
ゴマダラチョウの幼虫は大木に登ってしまうため、観察が難しい。


ハルジオンも咲き始め。たくさんの虫が訪れます。


千手橋より。
「カモの仲間やコイが行き来するこの水路で、パンくず等による餌付けをしてしまう方がいます。生態系への影響などの問題もありますが、このあたりは飲み水へとして使われている現役の水路。油分のあるパンくず等で水を汚すのは残念なことです。」というような話をしました。



この日、ヒトリシズカの花が見頃〜見頃終わりでした。この写真は、少し遅れて出てくるフタリシズカの芽です。


カナヘビ。暖かくなってきたからか、あちこちでゴソゴソと移動する音が聞こえます。


カメムシの幼虫。


ナミテントウ。色々な柄のナミテントウがよく見られました。
ちょうど、成虫越冬したナミテントウが交尾して世代交代をはじめる時期のようです。


アオハムシダマシの仲間か。
ゴミムシダマシ科。クチキムシにフォルムが似ていますね。


未同定。


シャクトリムシ。シャクガの幼虫の仲間。


その他、観察したもの
・カンザクラのさくらんぼ探し
・コナラの花はどんな花?風媒花とは
・モンシロチョウ、キタキチョウ、シジミチョウ類確認。アゲハのような大型蝶も確認
・ツマグロオオヨコバイ多数
・カゲロウの仲間多数
・ツチグリの話
・ナナフシ幼虫に遭遇。盛り上がりました
・ニホンミツバチの他、ハエ・アブ類多数
・アシナガバチの仲間に遭遇。そろそろ注意
・野鳥では、目の前にやってきたヒヨドリ、ムクドリ、カルガモ、シジュウカラ(さえずりと子どもの声)アオゲラ、コゲラなど。アオゲラの声が響いたときには盛り上がりました

次回は7月16日(日)開催予定です。お楽しみに!