高槻成紀先生の玉川上水ブログ

高槻成紀先生が玉川上水のブログをはじめました。

冒険家として有名な関野吉晴先生とともに、ムサビと絡みつつ、色々と玉川上水に関するプロジェクトが進行しています。

先日は小平エリアでの観察会があり、私も参加しました。(一部、解説も担当しました...!!)

高槻先生は継続的な玉川上水調査を行っており、今日も偶然ばったりと遭遇しました。

ブログ「玉川上水 生きもの調べ」はこちら
いろいろとお手伝いしつつ、学ばせていただきたいと思っております。

さて、調査を行っていくにあたって、連携の大切さ、必要性をあらためて感じました。

各団体の上部団体として玉川上水ネットは存在していますが、それぞれの団体がお互いの活動内容を把握できているかといったら、そうでもないのが現状です。

大規模な調査をしたり、許可の必要な調査を行うときは、それぞれの地区と連携がとれていたほうが便利な場面がたくさんあります。
もちろん、「足並みを揃える」必要はないと思っています。
見沼たんぼのお話を伺った時、そのような話題にもなったのですが、やっぱり団体ごとに価値観もやっていることもバラバラです。そこを合わせようとすると余計なストレスが生まれてしまうのではないかと。
そうではなくて、最低限の交流を行い必要なところだけ気軽に協力しあえるような状態が理想だと考えます。



今日も、「玉川上水の自然保護を考える会」としての活動中に、巡回中の「武蔵野パートナーズ」の方と遭遇したのですが、こちらのことを把握していない様子でした。
そもそも、複数の市をまたいでいて、さらに水道局が管理している部分もあり、とてもややこしい玉川上水。

例えば自然公園ならば、その公園の管理事務所に問い合わせたら、そこで行われていることはほぼ全てが分かるわけです。そういう存在がないのが玉川上水。
そういう時こそインターネットが役に立ちそうですが、多くの団体は高齢者が中心のため、ネットを軸になにかすることも難しくなっています
なにかうまい手はないものでしょうか。

勉強メモ

「種」
個体同士が繁殖して何世代にも渡り子孫を残せる集まり

「個体」
ある「種」の単体

「個体群」
ある「種」の集まり

「群集」
個体群の集まり

「群落」
個体群の集まり(植物)

「動物群集」
個体群の集まり(動物)
※単に「群集」というと、一般には動物植物両方を合わせたものを指すため、動物のみの集まりのことは動物群集と呼ぶ

「生態系」
群集に影響を与える気候等の非生物的要素も捉えたまとまり

「器官」→「組織」→「細胞」→「遺伝子(分子)」
個体よりも下位のレベル

生態系、種、遺伝子の3つのレベルでの多様性を保全していくことが必要。


「α多様性」
一般にいう種の多様性。どれだけの種がいるか

「β多様性」
地域での環境の変化に沿って、主の組成がどれだけ変化するか

「γ多様性」
地域内の群集間の多様性
α多様性×β多様性=γ多様性

「ニッチ=生態的地位」
生態系の中での生物が占める位置
夜行性/昼行性や食べるものの違いによって、「ニッチが重なる」「同じニッチを占める」などという言い方をする
オタマジャクシ→カエルの場合、「ニッチを変化させる生物」と言える

「ガウゼの法則=競争排除則=競争排他則」
一つのニッチには、1種しか生息できない
ニッチが分化した場合は同じ環境でも共存が可能


味気ない記事なので写真を添えます。


・スイカズラの花は色が変わる
黄花と白花があるのだと思っていた!恥ずかしい。白→黄色へ変化する

簡易花だより

時間がないので、簡単なメモ程度。


ギボウシと思われる芽。


シャガのつぼみ。玉川上水周辺や他の場所ではすでに咲いています。
玉川上水のシャガは不思議と全体的に開花が遅め。


ホトトギス。ここまで育ってきました。


ソメイヨシノはそろそろ見頃。


ヒトリシズカも見頃!
今年もしっかり咲きました。

カワセミの耳かき



カワセミの耳かきを買いました!
これがなかなかよくできていてかわいい。

このカワセミはある程度デフォルメされていますが、やはり立体物というものは勉強になります。

程よいサイズ、程よい価格帯の野鳥の模型があったら集めたいな!