5月の蝶 その4


アオスジアゲハ×イボタノキの花
美しい色の蝶です。顔つきもかわいらしい。食草はクスノキ科。


マドガ×ナワシロイチゴの花
かなり小さいけれど、きれいな柄の蛾の仲間。
ナワシロイチゴの花の蜜はどこから吸えるようになっているのかも気になる。


ユウマダラエダシャク
シャクガの仲間。

 
オオミズアオ
かなり大型のヤママユガの仲間。全体的にふかふか。
オスは触覚がクシ状になっている。
食草はクヌギなど。

5/22追記

オオミズアオ
別の場所で。


ウスキツバメエダシャク
シロツバメエダシャクとそっくり。顔が白いのはシロツバメエダシャク。この個体は顔に色が付いているのでウスキツバメエダシャクか。
顔の写真も撮っておくことが大事!


テングチョウ
タテハチョウ科(旧分類テングチョウ科)。食草はエノキ。幼虫もよく見かけます。
見ての通り、テングの鼻のようなものが。
玉川上水では全く珍しくない蝶ですが、成虫は今年初めて見ました。

初夏の明治神宮

自然観察会も兼ねてお友達と行ってきました、初夏の明治神宮。

キビタキの良い声が楽しめました。

あまり写真を撮っていなかったのですが、いくつか。

クスノキの大木。樹齢はもうすぐ100年。
本殿周辺だけでなく、林の中にもたくさん。
当然、クスノキを食草とするアオスジアゲハもたくさん見られました。


後で調べないと全く分からなかった花。
チリアヤメとのこと。南米原産。
まさかそんなものが堂々とたくさん咲いているとは思わなかった。
といっても、大正頃に日本に入ってきていて、ある程度帰化植物化している?


南池。まともな写真を撮っていなかったのですが、スイレンコウホネが美しく咲いていました。ただ、この辺りは外国人観光客がたまりがち。
南池を正面に見た時、左手にカキツバタもあります。
明治神宮ではハナショウブが有名ですが、少しカキツバタもあるんですね。


早咲きのハナショウブ。菖蒲田がハナショウブの花でいっぱいになるのはもう少し先。
ですが、早咲き品種のものが少し咲いていました。


清正井(きよまさのいど)
何度も来ていますが、やはり澄んだ水に驚かされます。


シャクガの仲間の幼虫。
たぶんハスオビエダシャク

ゴールデンウィークの高尾山



5月3日。早朝高尾山探鳥へ行ってまいりました。
6:45に駅集合。

登りは1号路→4号路
下りは3号路→2号路→琵琶滝→6号路のルート。

早めの出発でしたが、やはりゴールデンウィークという感じの混雑
ただ、観光気分で簡単なルートを登り降りしている方が大半なので、歩きにくい山道はかなり空いていました

山といっても標高600mの低山。多くの植物、動物は玉川上水でも見られるものですが、やはり違うところは違います。
ムササビが生息していたり、中間地点よりブナ・イヌブナが見られたり。
夏鳥の密度も段違い。
キビタキ、オオルリの歌声をたっぷり聞けました。
「違い過ぎない」という意味では、雑木林について学んだ延長上で山の植物、動物をもう少し勉強したい!というときにはぴったりの場所。


キケマンの花。


ハハコグサの花。


タチツボスミレの花。


シランの花。自生種?


タツナミソウの花。オカタツナミソウかもしれない。


キランソウの花。


オニノゲシの花。こんな場所でも外来種はたくさん入ってきます。ハルジオンもたくさん。



ブナの新緑!…新緑というにはちょっと初々しさが失われているでしょうか。
ある程度標高の高い場所ではないと見られない、大好きなブナ科の樹木。
イヌブナ・ブナを都内に住む人間が一番簡単に見られる場所が高尾山なのかも。
近づいてみてみると、結構毛が生えています。
そして相変わらず、側脈の先が鋸歯のへこみ部分に到達する葉の構造はおもしろい。


カエデ類を見上げる。きれい。


ギンランの花!


ジュウニヒトエの花。


ツリバナの花。


フデリンドウの花。わずかに咲いていました。玉川上水ではほとんど花が終わっている時期。


ホウチャクソウの花。チゴユリとともに、かなりたくさんありました。ただ、若干見頃過ぎ。


ミヤマカタバミの葉。後で調べないと名前が分からなかった。カタバミの葉のハート形をするどくした感じ。


種類を詳しく調べていないのですが、白花タイプのスミレ。


オナガアゲハ。


・出会った(声の聞こえた)野鳥

ツバメ(駅近く)
セグロセキレイ(駅近く)
シジュウカラ
コジュケイ
ガビチョウ
ウグイス
ヒヨドリ
コゲラ
ヤブサメ
スズメ
メジロ
ハシボソガラス
アオゲラ
キジバト
センダイムシクイ
イカル
トビ
ホオジロ
キビタキ
クロツグミ
オオルリ

・その他
カジカガエル

5月の花だより その2

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!

5月の花だより その1はこちら



フタリシズカの果実。


ゴンズイの花。まともに開かないタイプの花なので、これでほぼ咲いている状態。


ホタルブクロの花。開花早い!

ホタルブクロ開花直前。紙風船のような。


ドクダミの花。これは咲きかけ。咲いている個体もちらほら。


シャリンバイの花。この写真は玉川上水周辺ですが、玉川上水の林にもいくつかあるようです。


ヒメレンゲ、ツルマンネングサ、そのあたりのベンケイソウ科マンネングサ属の花。


ナツグミ果実。


スイカズラの花。白色。

スイカズラの花。黄色。白花、黄花と分かれているわけではなく、白から黄色へとだんだん変化するようです。


ミズキの果実。


アジサイの花。早めの開花。自生種ではないと思う。


アジサイの花。青色。花の形がどうみても園芸品種。


イボタノキの花。なかなか可憐な花を咲かせます。

 
シュロの花。咲き終わり。


ウマノスズクサ。ジャコウアゲハの食草です。


クワ(マグワヤマグワ)の実。一部が食べごろに。野鳥も人もよく食べます。


小平監視所より上流に設置されているフェンスが、つる性植物の展示場状態。
ヘクソカズラスイカズラオニドコロヒルガオノブドウボタンヅルセンニンソウなど。


ヒルガオの花。コヒルガオなど似た種との見分け方はまだ勉強していない。


ムラサキツメクサの花。アカツメクサとも。クローバー(シロツメクサ)の仲間。外来種。
こちらは葉が楕円形になる。


ナンテンハギの花。


5月に入り、ニガナが増えてきました。


キショウブの花。自生種ではないと思う。


ガマズミの花。葉が虫に食べられやすい。


エビヅルのつぼみ。
ノブドウと違い、葉の裏に毛が多く白色に見える。