「ネイチャーテクニカラー」のガチャガチャ



ネイチャーテクニカラー」のガチャガチャは驚くほど精巧。
多くの動植物を、本物と見間違えそうなクオリティで次々とガチャガチャにしています。


ベニテングタケとニホンアマガエル。

しっかり立体的に作られているので、いろんな方向から眺めるといい勉強になります。
「雑木林の野鳥」のようなシリーズが今のところないのがちょっと残念。

キノコ系は今までに比較的多く作られていて、毎回そのクオリティの高さが話題に鳴っています。

ネイチャーテクニカラー」はシリーズ名。
もともとは奇譚クラブという会社が作っていたネイチャーテクニカラー部門。
今は奇譚クラブより分社した株式会社いきもんさんが制作しています。
ネイチャーテクニカラーの商品を手にすることで、生き物たちのつながりを感じてもらい、
さらには生き物たちとその生息環境を守るきっかけになれることを願っています。
公式webサイトより引用。
すばらしいコンセプトですね。


奇譚クラブもやはり、精巧な作りのガチャガチャが毎回話題になっている会社です。
この写真は先日購入した鳥獣戯画のもの。
鳥獣人物戯画からそのまま飛び出してきたような雰囲気。立体化しても全く違和感がないことに驚きます。
大ヒットした「コップのフチ子」シリーズのように、ふちにひっかけることができる仕組みとなっています。


実は私の制作した「リズムシ」のガチャガチャも、奇譚クラブさんに作ってもらったもの。


方向性は他のものとかなり異なりますが、やはりしっかりとした造形にできあがっていて感激しました。
また、ガチャの台紙はカラフルな方が目立って販売戦略的に有利なのですが、わがままを言ってかなり白黒ベースにしてもらいました。

一応、全国で販売されていたと思うのですが、今ではもう入手が難しいと思われます。

玉川上水自然観察会(仮)第1回が行われました

自主企画の玉川上水自然観察会、第1回です。

ゲスト参加者を楽しませるようなタイプではなく、勉強会に近い内容で。
植物、虫、野鳥をたくさん探し、そのつながりを観察しました。


アオツヅラフジの葉。
ツヅラフジ科、互生、右巻き。


ヒトツバハギ
トウダイグサ科。ハギとはほぼ関係ない植物。互生。


エノキの枝にナナフシ
上手に擬態しています。


モッコク。
モッコク科。雑木林の構成樹というよりは庭木。
誰かが植えたのか、民家の果実を食べた野鳥が運んだのでしょう。


カメムシの仲間。未同定。


ミズイロオナガシジミ
シジミチョウ科。この日はいくつかの個体を目撃。
食草はコナラ、クヌギなどのブナ科なので、雑木林には居て当然。
シジミチョウの仲間ですが、意外にも表より裏の翅がきれいな種。


カマキリの仲間。未同定。


メドハギと思われる葉。


木質化したクズ。木質化したフジにひょろひょろとクズが巻いているのだと思い込んでいました。
思ったよりもクズの勢いが強い!


ホタルブクロの花。
白色の花が比較的多い印象ですが、時々濃い色のものもあります。この写真の花は中間。


エゴノキの葉にできた、エゴツルクビオトシブミゆりかご


クマヤナギ
クロウメモドキ科。互生。つる性。
どこでも見られるわけではなく、玉川上水のごく一部で発見。


ムラサキシキブの花が咲き始め。
ほんのりといい香り。


ラミーカミキリ
あまりにも個性的な模様。カミキリムシの仲間。
イラクサ科やムクゲに付くとのこと。フヨウの葉で発見。


クサノオウ
葉の特徴を覚えていなかったのであらためて撮影。
ケシ科です。


ザクロの花。


コハウチワカエデハウチワカエデにそっくりですが、オオイタヤメイゲツではないかと推測。


ユリノキを発見。
成長したらコナラ・クヌギよりも高くなる可能性があると思うのですが、どうするのだろう。


シオデ。サルトリイバラ科。つる性。
サルトリイバラに似るが細長く、細かい葉脈が目立つ。


テイカカズラ
キョウチクトウ科。常緑のつる性。
かなりひっそりと生き延びています。周囲の民家では普通に見られる。


八重咲きのドクダミ
花びらのように見えるものは総苞。

日本野鳥の会の「バードウォッチング長靴」

日本野鳥の会が販売している「バードウォッチング長靴 」はとても人気があるようです。


私も最近購入し、やご救出作戦では大活躍しました。
水深20cm〜30cmくらいなら安全に作業できると思います。
グレーが欲しかったのですが、現在は残念ながら廃盤。


薄いゴムでできているため、縮めた状態(ショートバージョン)で履くこともできます。
普段履きにも良い感じ!


折りたたむことができるため、袋に簡単に入ります。
かなり軽いため、持ち運びも楽々。

欠点があるとしたら、薄すぎること。
ヨシ原や鋭利なものがある場所で使用すると破れる場合があります。」との記述もあり。
そう簡単に破れるとは思えませんが、過酷な環境で使用するのにはたしかに若干の不安があります。
また、縮めた状態では普段履きとしても使いやすいのですが、これで毎日10km20kmと歩いていたらあっというまにすり減ってしまいそう。足も疲れそうです。

せっかく持ち運びやすくできているので、ぬかるみや水辺を中心にピンポイントで使うようにして、長く大切に使いたいと思っております。

やご救出作戦に参加しました

小学校プールでの「やご救出作戦」に参加してきました。

数年前、いや十数年前くらいからでしょうか。
環境学習の一環として、プールに生息するヤゴの救出が盛んに行われるようになりました

シオカラトンボアキアカネなど、開けた環境で水面に産卵をするトンボの仲間は、プールを最適な産卵場所だと考えて、そこに卵を産んでしまいます。(プールの水は、秋冬にも防火用水として残されている。)
ところが、授業としてプールが使われる時期になると、一度水を抜いて掃除することになるため、そこで生まれたヤゴは生存することができません。
そこで、完全に水を抜く前にヤゴを救出しよう!というのがこの活動です。

この活動が広まっている理由は、いくつもあると思います。
・本来羽化するはずだったヤゴを救出できる
・動植物の観察が環境的に難しい学校でも、プールはあることが多い
・ヤゴの飼育を通じて生物の勉強ができる
・虫との関わりが少なってきている中で、貴重な機会となる


特別に大きいわけでもないプールから、見つかったヤゴは500匹以上?
ヤゴが100匹かそれ以上入ったバケツが5つ分。

プール内には、ヤゴを捕食する生物がいないため、これだけ安全に育っているのかも。
今のところ「やご救出作戦」に大きな問題は発生していないと思いますが、仮に全国のほとんどの学校でヤゴが救出され、それらが全部野に放たれるようなことがあったら、さすがに弊害があるかもしれません。
環境問題に正解は存在しないもの。「良い」と思われている活動にも負の側面がないか、常に気をつけていたいものです。