横沢入のホタル観察

玉川上水のホタルについての問題はこちら

横沢入へでかけました。
目的はホタル観察。
    

電車で向かう場合、武蔵増戸駅で降りても武藏五日市駅で降りてもそこから徒歩20分ほどかかります。
それがいい!
人が殺到することのない、程よいアクセスの悪さ。



途中で見かけたオオマツヨイグサ。
静止画では伝わらないのですが、ほんの数秒の間に閉じていた花が開きました!
ダイナミックな動きにびっくり。


今回、ほとんど写真を撮影しなかったため、昔の写真を掲載。(2014年)



田んぼが広がる風景。
東京都里山保全地域に指定されていて、主にボランティアの方々によって里山の風景が維持されています。


シンボルのように、ネムノキが数カ所に育っています。
ホタルシーズンはちょうど開花時期。


6月の下旬ならば、ゲンジボタルとヘイケボタルの両方が見られることも魅力。

ゆったりフェードするようなゲンジボタルと点滅に近い光りかたのヘイケボタル、両方同時に見ることで違いがはっきりと分かりました。

玉川上水自然観察会(仮)第2回

玉川上水自然観察会(仮)第2回。

虫シーズンです!
林内をあちこち歩きまわって、たくさんの虫たちを見つけました。

クロアゲハ系のチョウも何度か見られたのですが、残念ながら撮影しやすい場所には止まってくれず。種類が特定できませんでした。


ムラサキシジミ
もちろんシジミチョウ科。
表の青紫色が美しい!
食草はシイ・カシ類などのブナ科常緑樹が中心だけれどコナラ等の落葉樹も食べることがあるらしい。
見かけた地点の周囲にはシイ・カシ類は少ない。


アベリアの花に集まるハチ。
ハナバチの仲間がたくさんやってきます。


ノカンゾウの花!
まるでスタジオ撮影のような写真ですが違います。
玉川上水の暗い水路を背景に撮ると、こんな風になることがあります。


地面にたくさん落ちているエゴノキの実。
大きな穴がたくさん空いています。
エゴヒゲナガゾウムシが羽化したということです!


葉っぱの裏にクサカゲロウ


テングチョウ
しかし天狗のように長い鼻、下唇が小さい、もしくは欠損している個体。


美しいシルエットのニホンカナヘビ
しっぽ長い!



未同定のの仲間。3種盛り。


ナツアカネでしょうね。
まだ若い個体なので、真っ赤ではなく明るいだいだい色。


アオギリの葉っぱ。
かなり高くなる落葉高木。
この株は切り株から出てきた背の低いもの。


ナナフシ
どう考えても擬態できない樹の幹を堂々と歩く。


ヤブガラシの花。
中央に花びらも見えます。
この花びら、ほとんど意味がないようで、すぐに脱落します。


ノブドウの花。
ヤブガラシと似ています。ヤブガラシもブドウ科。



カマキリの若い個体。

 
ウスバカゲロウ成虫。
幼虫はアリジゴク。
玉川上水の林のあちこちでアリジゴクの巣が見つかります。


未同定カメムシの仲間。


ヤマトシジミ


マサキの花が咲いていました。
同じニシキギ科のマユミやニシキギとそっくりの花。
浅い構造の花で、ハエの仲間がよくやってきます。


トウネズミモチの花。
独特の香りがあります。ハチがやってくることが多い。

6月の花だより その4

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!

決して花の多い時期ではないのですが、あちこち探してみると気になる植物がたくさんあります。


ネムノキの花。
開花しました。マメ科なのにこんな不思議な形の花が咲きます。
糸、というより綿状の花に見える部分は雄しべ。


アカネの花。
やや早めの開花でしょうか。
なかなか気づかれることのない、小さくてかわいらしい花です。
茎がひっかかって絡まっていくタイプのつる性植物。
この写真でも、痛そうな細かいトゲが茎にたくさん生えているのが分かると思います。


ヤブマオのつぼみ。
イラクサ科らしい粗い鋸歯のある大きな葉っぱをつける植物。
花は意外とかわいいものが咲きます。


ナンテンの花。
メギ科。


たぶんチョウセンハギ
ハギに似た花をつけますが、時期がかなり早め。
葉の先端も尖っています。


カンゾウのつぼみ。
おそらくヤブカンゾウではなくノカンゾウ
花が開いているタイミングでなかなか見ることができず。


クチナシの花。
自生ではないものでしょう。
かなり強い香りがあり、玉川上水の流れの反対側まで匂いが届きます。


八重咲き。園芸品種では、バラのような花が咲きます。



ミズヒキの花。
ミズヒキは玉川上水中流域にかなりたくさん育っています。
タデ科。葉の構造はイヌタデに似ています。


アベリアの花。ハナツクバネウツギとも。
スイカズラ科。
現在、かなり強い香りを漂わせていて、マルハナバチが毎日のようにやってきます。
もちろん、雑木林に自生する樹木ではありません。


オシロイバナの花。
オシロイバナ科。もちろん自生種ではありません。
ただでさえ雑木林の中では浮いた存在ですが、こんなタイプの柄の花だとさらに異質な感じがします。


ギボウシの花。咲きかけ。


ヒメユリか何か。
昔は咲いていなかったもの。どこから来たのか。


ハンゲショウの花。美しい!

花の部分をよく見るとこんな感じ。


ナワシロイチゴの果実。
いいおやつになります。

玉川上水の虫カード

撮りためた写真を活用して、「玉川上水の虫カード」をつくっています。(手づくり。)


名刺サイズに印刷してラミネート。

観察会で活用しやすいし、自分の勉強用にも使います。


裏面は手書きメモ欄。
基本的な情報を書いておく他に、何か発見があればその都度油性ペンで書き足していきます。