野鳥の森公園

野鳥の森公園独歩の森(境山野緑地)と同様、玉川上水に隣接する武蔵野市内の緑地です。


雑木林の雰囲気を残した公園、という感じです。
特別に状態の良い林ではないのですが、やはりこういった緑地が残っていることがとても大事です。
樹木の構成種はコナラ、クヌギにシデやミズキなど。玉川上水沿いに見られる種と似通っています。
やや特徴的なのは多くアカマツが残っていること。
松を利用する昆虫や野鳥にとっては重要な環境です。




独歩の森よりしばらく下流、三鷹駅の近くに位置しています。



「野鳥の森」ということで、見られる野鳥を丁寧に解説したパネルが設置してあります。
掲載されている野鳥はシジュウカラ、ツグミ、ウグイス、メジロ、カワラヒワ、ジョウビタキ、ヒヨドリ、キジバト、ムクドリ、コゲラ、オナガ、ハクセキレイ。
実際はもうあと数種類は見られるのではないかと思いますが、「野鳥の森」という名前にしては少し物足りない環境にも思えます。
冬になったら野鳥観察に来てみようかな。

良い形で残っていってほしい緑地です。

ゴンズイ

玉川上水では比較的よく見られるゴンズイ
漢字で書くと権萃とのこと。
発芽率がなかなか良いようで、あちこちから生えてきます。

・ミツバウツギ科
・小高木
・葉は不分裂葉で奇数羽状複葉。対生する
・鋸歯縁(細かく低い鋸歯)
・落葉樹

しっかり成長したら最大で7〜8mくらいにはなるはず。
玉川上水ではもう少し低いものが多いと思います。


葉っぱには大きな特徴があります。
なかなか似たようなものはないマットな質感
落葉樹なんですが、常緑樹に近い雰囲気の葉です。
気持ちの良い触感なので、ぜひ一度触ってみてください。
この質感と、分かりやすい奇数羽状複葉の組み合わせで考えれば、他の樹木と間違えることはないでしょう。


(2016年4月)
新しい葉は光沢が強く、さらに常緑樹っぽい雰囲気です。






(2016年5月)
春の終わりから初夏にかけて花を咲かせます。
地味な花で、咲いていることが分かりにくい。
遠くからだとつぼみのように見えますね。



(2016年12月)
冬芽も特徴的で、見分けやすい。
この写真では分かりにくいのですが、暗めの樹皮に明るい縦筋が入ることも特徴です。

 
9月頃より果実が開き、中に入っていた黒い種子が顔を出します。
浮いているようにも見えますが、一部が果皮とくっついています。
少し力を加えたらポロッととれます。


(2016年1月)
黒い部分は果実ではなく種子。野鳥が食べてもおいしい部分はなさそうなんですが、比較的よく食べられているようです。



独歩の森(境山野緑地)


独歩の森(境山野緑地)は玉川上水に隣接する武蔵野市の緑地です。




隣接、といっても玉川上水の緑道と完全につながっているわけではありません。
玉川上水沿いの、境浄水場より少し上流で南を向くとこんな光景。
先に見えているのが境山野緑地です。


「さかいさんやりょくち」と読みます。
最寄り駅は武蔵境駅。駅から北に10分ほど歩くと玉川上水の流れにぶつかります。そこから徒歩5分ほどで到着。


北半分はやや暗い林ですが、公園に近い雰囲気。


ハギの花が咲きはじめていました!


南半分は雑木林になっていて、その部分が特に「独歩の森」と呼ばれているとのことです。

独歩とはもちろん『武蔵野』の著者、国木田独歩のこと。


北側から南へ歩いて行く。コナラ、クヌギ、イヌシデ、アカシデにケヤキ、ウグイスカグラにヒイラギナンテンなど、玉川上水中流域で見られる樹木と構成は似通っています。


竹林もあり。増え過ぎが心配ですが、ある程度刈った跡も見られます。


南半分!こちら側は完全に武蔵野の雑木林。
コナラ、クヌギにムクノキなど。
わりとすっきりしていますが、長く放置していたことが感じられる樹高。
生き物の気配はそれほど多くありません。
もうちょっと萌芽更新と剪定が進められていくといいなあ。


雑木林の中で空を見上げる。


やや植物の多様性が低く、虫の気配も少ないことが気になりました。
継続的な手入れはしているようなので、これからに期待!
いろいろな種子が眠っているような気はします。


ちょっと驚いたムクノキの老木!
ムクノキの樹皮といえば縦の筋が目立つものなんですが、老木になると剥がれ落ち、もはや何の木だが分からない。


さらに南には境山野公園が隣接しています。
こじんまりとしていますが、こちらはちょっとした遊具のある公園となっています。

現時点で残っている、玉川上水と隣接する貴重な緑地です。
機会があれば保全活動を行っている団体とお話もしてみたいな!
武蔵野の森を育てる会 webサイト

忍者ブログをTwitterカードに対応させる

webサイトのURLを貼ったつぶやきをTwitterで投稿した時、画像やちょっとした説明入りで表示されることが増えてきました。


こういうものです。

Twitterカード(Twitter Cards)と呼ばれるものなんですが、何もしなくても勝手に行われるわけではありません。
(ブログの種類によっては自動で対応していることもあるのかも。)
忍者ブログは基本的に非対応。

忍者ブログ Twitterカード」や「忍者ブログ Twitter Cards」等で検索しても、なかなかまともな記事が出てきませんでした。
そのため、自分で勉強して実装。
設定にはある程度htmlの知識が必要です。


<head>から</head>の間にいくつかのメタタグを書いておくことで、その情報を拾ってくれるようになります。

1.カードタイプ

<meta name="twitter:card" content="◯◯◯◯">

◯◯◯◯には、summary、photoなどカードのタイプを書き込みます。
詳しくはTwitter公式の解説サイトで。
使いやすそうなのはsummaryとphotoでした。
このブログでは、ブログトップのURLを貼った時にはsummaryの設定、
個別記事のURLを貼った時にはphotoの設定にしてあります。
summaryはアイコンのような小さい画像が左に、photoでは大きな写真が文字の上に表示されます。

2.タイトル

<meta name="twitter:title" content="◯◯◯◯">

◯◯◯◯にはブログのタイトルや記事のタイトルが入ります。
普通のwebサイトならページごとに直接日本語を書き込んでもいいのですが、ブログ記事のようにタイトルが可変の場合、忍者ブログの変数タグを使って自動で引っ張ってくるようにする必要があります。
例えば<!--$g_page_title-->と書いておくと、記事のタイトルが呼び出されます。
忍者ブログ独自のタグは忍者ブログのヘルプに載っています。


3.説明

<meta name="twitter:description" content="◯◯◯◯" />

◯◯◯◯にはリンク先の説明文が入ります。
こちらもタイトルと同様、普通のwebサイトならページごとに直接日本語を書き込んでもいいのですが、ブログ記事のようにどんどんタイトルが可変になっている場合、忍者ブログの変数タグを使って自動で引っ張ってくるようにする必要があります。
例えば<!--$entry_description-->と書いておくと、記事の頭の方の文章を自動で引っ張ってきます。

「夜の林のかげえ」上映会|まるごと玉川上水ブ...
の部分が、ブログ記事から引っ張ってきたタイトル。
8月27(土)。小平で「夜の林のかげえ」上映会...
の部分が、ブログ記事から引っ張ってきた説明です。

4.画像

<meta name="twitter:image" content="◯◯◯◯" />
◯◯◯◯には、表示される画像のURLが入ります。
トップページの場合は、そのwebサイトを象徴するアイコンやロゴがふさわしいと思いますが、ブログ個別記事の場合は自動でその記事の画像を引っ張ってくるようにする必要があります。
忍者ブログでは、<!--$entry_image-->タグを使用すると、ブログ記事最初の画像を自動で引っ張ってきます。

・どこにタグを書いたらいいの?

実際に機能させるには、ブログのテンプレートを編集する必要があります。
忍者ブログの管理ページより、デザイン→PC用テンプレートとたどり、使用中のテンプレートの「修正」をクリックします。

HTML編集で、上の方に<head>が見えていると思うので、その下あたりに書いていけばいいでしょう。

結局このブログでは以下の書き方にしました。
記事の時、ブログトップの時で分けています。

<!--if_entry-->
<!--entry-->
<meta name="twitter:card" content="photo">
<meta name="twitter:title" content="<!--$g_page_title--> | <!--$g_title-->">
<meta name="twitter:description" content="<!--$entry_description-->" />
<!--if_entry_image-->
<meta name="twitter:image" content="<!--$entry_image-->" />
<!--/if_entry_image-->
<!--if_not_entry_image-->
<meta name="twitter:image" content="記事に画像がない場合の表示画像.jpg">
<!--/if_not_entry_image--><!--/entry-->
<!--/if_entry-->

<!--if_toppage-->
<meta name="twitter:card" content="summary">
<meta name="twitter:description" content="ブログの説明">
<meta name="twitter:title" content="<!--$g_title-->">
<meta name="twitter:image" content="ブログのロゴやアイコン.jpg">
<!--/if_toppage-->



※プチ解説

<!--if_entry--> 記事の時
<!--entry--><!--/entry--> $entry_で始まる変数は<!--entry-->内に書く必要がある
<!--if_entry_image--> 記事内に画像があるとき
<!--if_toppage--> トップページの時