ヒカゲチョウの蛹


夜に見つけた、ササにぶらさがる不思議な物体。


ヒカゲチョウの蛹です!美しい!
よく見ると目の位置が分かります。

羽化まではもうしばらくかかる蛹だと予想。


玉川上水ではヒカゲチョウの個体数はそこそこ多いため、蛹や幼虫がどんどん見つかっても不思議ではないのですが、蛹は今回初記録、幼虫は未発見です。

食草であるササがあまりにも多すぎて、なかなか探す気になれないというのが問題。


こちらはヒカゲチョウの成虫写真。蛹の姿と結構なギャップがありますね。

最近の活動

◆2016年
1月
玉川上水探鳥会 @立川:企画・案内
4月
ふくしまキッズinこだいら 自然観察会 @井の頭公園:観察会リーダー
5月
玉川上水自然観察会(仮) @立川:企画
6月
玉川上水自然観察会(仮) @立川:企画
7月
玉川上水自然観察会 @立川:講師
どんぐり林のセミのぬけがら調査 @小平:観察会リーダー
8月
夜の観察散歩〜アオバズク探検隊〜 @小平:講師
NACOT主催 セミの羽化観察会 @日比谷公園:観察会リーダー
9月
講演「玉川上水の自然と歴史」@立川:講師
立川地域協議会主催 植物といきもの調査 @立川:講師
10月
三鷹の森自然かんさつ会 @井の頭公園:観察会リーダー

◆2017年
1月
玉川上水自然観察会 @小平:講師
どんぐり林の冬鳥調査+観察会 @小平:観察会リーダー
2月
まるごと玉川上水かんさつ会 第1回 @立川:企画・観察会リーダー
4月
まるごと玉川上水かんさつ会 第2回 @立川:企画・観察会リーダー
5月
井の頭公園100周年記念とりみ @井の頭公園:案内人
三鷹の森 自然かんさつ会 @井の頭公園:観察会リーダー
どんぐり林の夏鳥調査+観察会 @小平:観察会リーダー
自然観察会&スキンケアセミナー2017初夏(ネオナチュラル、日本自然保護協会) @新宿御苑 観察会リーダー
6月
まるごと玉川上水かんさつ会@ステッチマルシェ:展示とミニ自然観察会
7月
まるごと玉川上水かんさつ会 第3回 @立川:企画・観察会リーダー
『ひみつのゴマちゃん ゴマダラチョウの不思議な生活』(晶文社)発売
8月
セミのぬけがら調査と羽化のかんさつ会(どんぐりの会)@小平
9月
まるごと玉川上水かんさつ会@ステッチマルシェ:展示とミニ自然観察会
10月
まるごと玉川上水かんさつ会 第4回 @立川:企画・観察会リーダー
玉川上水自然観察会〜玉川上水の自然を感じてみよう〜(玉川上水を守り育てる武蔵野市民の会)@武蔵野市:講師


その他活動
2015年12月〜2016年4月 玉川上水分水網の実踏調査
まるごと玉川上水ブログ 玉川上水の動植物・歴史を記録
ゴマダラチョウのイラストエッセイ本 執筆中

5月の虫

『玉川上水でひたすら虫の観察と記録をする会』以外で記録した虫をいくつかここに掲載。


ヒゲコメツキ
オオクシヒゲコメツキよりかなりヒゲ(触角)が立派。
去年は記録できなかったが、わりと普通種のはず。


マエキヒメシャクと思われるシャクガ。
以前にも何度か記録あり。


ヒメクロオトシブミの揺籃。


ヨツボシケシキスイ
大型甲虫よりも活動開始は早い。


未同定イモムシ。よく見つかるのだけど...


あまりいい写真が撮れなかったけれど、アズチグモ(アヅチグモ)だった。


テングチョウ幼虫。多くはないが少なくもない。


シロヘリキリガの幼虫。
冬〜春にかけて成虫が出現するキリガの仲間。
夏前に蛹になり、それからずっと土中で過ごすという生活史のはず。



トンボ、というかヤゴの抜け殻。
散策路からよく見える場所、触れる場所にこれが残っているというのはあまり見たことがなかった。


エゴツルクビオトシブミのペア。
メスはせっせとゆりかごを作っている。


ホソオビヒゲナガ。ヒゲナガガの仲間。
触角が邪魔にならないのだろうか?
他にもヒゲナガガの仲間を見ているような気がする。


2頭の幼虫。異様に体がふくらんでいるけど、イモムシのような頭。
ハムシの幼虫です。ヤマイモハムシあたりの幼虫か。


クヌギカメムシ
クヌギカメムシの仲間、と言った方がいいかもしれない。
サジクヌギカメムシ、ヘラクヌギカメムシとの識別は普通の生体観察では困難。


写真では分かりにくいが、(たぶんコブマル)エンマコガネが獣糞に集まっている。
30〜40程度はいたと思う。


オオチョウバエ
蝶でも蝿でもなく蚊に近い種。
林の虫というより人家に発生する虫。

ルリタテハの羽化

5月13日に蛹化したルリタテハの飼育個体。
ルリタテハの蛹化

本日、5月24日に羽化しました!
残念ながら羽化の瞬間は見逃しました...


 
蛹から抜け出たばかりのルリタテハ。


羽化時、不要な体液が排出されます。
なんだか生々しい。艶めかしい?


翅を開いたところは野外個体以上に撮影しにくい。
しかし、まったく汚れていない翅は美しく輝いています。
美しい...!!


裏側。


じっくり見ていて気がついたのは、翅の裏側にも輝きがあるということ。
ほんの少し瑠璃色に輝いているように見えます。
もちろん、光があたらなければ地味な樹皮柄。


※良い写真が撮れたので追記。