玉川上水で巣箱の確認と取りかえ

玉川上水で巣箱の確認と取りかえを行いました!
私もいくつか設置作業を行いました。慣れない作業なのでなかなか大変。


途中からは脚立支え係、記録係をメインに。


中に巣が作られているとやはりうれしい!

巣箱を利用する野鳥はかなり限られています。木の洞や隙間を利用して営巣する種が該当します。
ここで設置している巣箱はシジュウカラのためのものです。

 
巣に使う材料がとてもバリエーション豊かで驚きます。
苔、糸くず、細い木の皮や綿など、工夫に工夫を重ねて形になっています。

もちろん、使われなかった巣箱や、ねぐらとしてのみ使われた形跡があるものもあり。
中にコウモリの死骸があり、驚くことも。


野鳥の生態について、また良い勉強になりました。

毎年続けられている巣箱の確認と取りかえですが、そもそも今の環境に巣箱がはたして必要なのかどうか、時期はもう少し早くなくていいか等、検討すべきこともたくさんあります。
毎日勉強ですね。


※巣箱関連の話題として、ハシボソガラスが巣作りしていることを確認。ちょうど巣材を運んでいるところを目撃。
葉が完全に落ちたシデの喬木に巣があるため下から丸見え。通行人が気が付かないうちに刺激してしまうとちょっと危ないかも。


 
さて、最近鳴き声の目立つ外来種ガビチョウさん。

ふと思いついて、悩んでしまったことがある。
野鳥における外来種の大きな問題として、一度増えてしまったらその拡大を止める手段がほとんどないという点があります。
その野鳥自体を嫌いになることはないのですが、玉川上水においてもできればこれ以上増えてほしくない気持がやはりあります。
しかし、藪まわりの手入れや清掃活動をしていて、ガビチョウの巣を発見し、まだ孵っていない卵を見つけてしまったら、どうすべきなんだろうか。
(もちろん、鳥獣保護法等も絡んできて、勝手に自己判断できることではないと思いますが...)

冬の高尾山を登る

高尾山へ登ってまいりました。
主な目的は冬のブナを見ることでした。

しっかり記事を書くと時間がかかりそうなので簡易なまとめを。


2015年4月にリニューアルした高尾山口駅。立派だけれど落ち着いた雰囲気。


タチツボスミレと思われるスミレ。早いですね。


ブナの冬芽!(たぶんイヌブナ)
中間地点のケーブルカー高尾山駅を越えた辺りからイヌブナを中心にブナがちらほら見つかります。
途中までは林業用のスギヒノキ林の他、カシ類が中心になっている常緑樹の密集しているエリアもありました。バリエーション豊か。

モミとカヤの識別の難しさにも気付く。モミだと思い込んでいた樹に「カヤ」とプレートが付けられていて驚いたり。
近距離で葉を見ないとなかなか難しい。


側脈の多さから、こちらはブナではなくイヌブナっぽい。


宝石のような霜柱。


まだ雪が残る山道。


徒歩でもあっさりと頂上へ。
頂上には中西悟堂先生歌碑が。


とろろそば。昔もこれを食べたような気がする!
しっかり歩いた後のお昼はおいしい。


ビジターセンターで高尾山の自然に関する情報がしっかり集まります。

道中、識別に自信を持てない小型哺乳類の糞を見かけたのですが、テンのものだと教えてくれました。


こちらはイヌブナじゃないブナっぽく見えるけれど自信なし。


薬王院付近にはスギの巨木がたくさん。


権現堂の装飾はお見事。

メモとして。
樹木や野鳥を見ながら登っても頂上まで2時間ほど。
ブナを見るなら4号路。といっても、舗装されていて登りやすい1号路後半でも結構見られる。

野鳥メモ。
カケスの声がよく聞こえた。
アトリに遭遇。猛禽類もいくつか飛んでいるのを確認。
過去の同じ時期に登った時にはゴジュウカラに遭遇。