玉川上水で巣箱の確認と取りかえ
私もいくつか設置作業を行いました。慣れない作業なのでなかなか大変。
途中からは脚立支え係、記録係をメインに。
中に巣が作られているとやはりうれしい!
巣箱を利用する野鳥はかなり限られています。木の洞や隙間を利用して営巣する種が該当します。
ここで設置している巣箱はシジュウカラのためのものです。
巣に使う材料がとてもバリエーション豊かで驚きます。
苔、糸くず、細い木の皮や綿など、工夫に工夫を重ねて形になっています。
もちろん、使われなかった巣箱や、ねぐらとしてのみ使われた形跡があるものもあり。
中にコウモリの死骸があり、驚くことも。
野鳥の生態について、また良い勉強になりました。
毎年続けられている巣箱の確認と取りかえですが、そもそも今の環境に巣箱がはたして必要なのかどうか、時期はもう少し早くなくていいか等、検討すべきこともたくさんあります。
毎日勉強ですね。
※巣箱関連の話題として、ハシボソガラスが巣作りしていることを確認。ちょうど巣材を運んでいるところを目撃。
葉が完全に落ちたシデの喬木に巣があるため下から丸見え。通行人が気が付かないうちに刺激してしまうとちょっと危ないかも。
さて、最近鳴き声の目立つ外来種ガビチョウさん。
ふと思いついて、悩んでしまったことがある。
野鳥における外来種の大きな問題として、一度増えてしまったらその拡大を止める手段がほとんどないという点があります。
その野鳥自体を嫌いになることはないのですが、玉川上水においてもできればこれ以上増えてほしくない気持がやはりあります。
しかし、藪まわりの手入れや清掃活動をしていて、ガビチョウの巣を発見し、まだ孵っていない卵を見つけてしまったら、どうすべきなんだろうか。
(もちろん、鳥獣保護法等も絡んできて、勝手に自己判断できることではないと思いますが...)