ゴマダラチョウの幼虫

玉川上水沿いで、まだかろうじて見つかるゴマダラチョウの幼虫!

見られるエリアは限られていて、大木エノキが少ないエリア、落ち葉がほとんど吹き飛んでしまうようなエリアでは、ほとんどアカボシゴマダラしか見られない状態になっています。

この幼虫は現在4齢。越冬用の姿に変わっています。

例外がないわけではないようですが、基本的に4齢の状態で冬を越すゴマダラチョウ。
脱皮して3齢から4齢になる時、いよいよ寒くなってきた頃には越冬に向いた姿になるのです。
初夏や夏に見られる4齢とは違い、角が短くふかふかした姿。毛も多めです。


少し顔を上げたところ。かわいい!


アカボシゴマダラはすでに葉の上から移動しはじめていますが、ゴマダラチョウが移動するのはもうしばらく先でしょう。
越冬できるほどエノキの葉の落葉がしっかり進み、落ち葉のベッドができあがってから。

落ち葉にくっついて越冬する頃には、色も茶色く変化します。

こちらは2017年1月に撮影したもの。茶色のゴマちゃん!


このくらい根元に落ち葉がたまっていれば十分なのですが、たったこれだけのことが現在はとても難しい!
清掃や風によって、春までに落ち葉が吹き飛んでしまう場所がほとんどです。