クワコ
立川市内の玉川上水沿い、砂川村は日本トップクラスの桑苗産地であり、養蚕も盛んでした。
現在は、残念ながら業務として蚕を育てている家は残っていません。
→砂川村のお蚕様
その頃の名残として、実生のクワがこのあたりの玉川上水林内にたくさん見られます。
その木の実は野鳥たちの餌となり、生態系の一部となっています。
そして、クワがたくさんあることで、クワを食べる虫たちも当然生息しています。
こちらは...
クワコ!
カイコの原種だと言われています。カイコほど積極的に産業利用はされないのですが、そこそこ立派な繭を作ります。ヤママユやウスタビガとともに、野蚕(やさん)と呼ばれます。
たくさん見つかる幼虫。
若い幼虫の頭部後ろはふくれあがり、まるで鳥の糞のようです。
脱皮を何度かして成長すると、糞の雰囲気は薄れ、アゲハ幼虫のような蛇目模様がはっきりしてきます。
うちにやってきたクワコさん。
ちなみに、顔はここです!