夜の玉川上水 樹液に集まる虫たち

毎日夜に行っているホタル調査

その調査中に、樹液の出ているクヌギを発見しました。

毎日それを観察してみると、やはり色々な虫がやってきています。

もちろん、こんな風にナメクジダンゴムシばかりの日もあるのですが...



ヘビトンボの成虫。
特別珍しい昆虫というわけではないのですが、ちょっとびっくり。
噛まれると痛いので注意。
カゲロウの仲間も同様ですが、幼虫はきれいな水の川に住みます。
玉川上水上流の水質(≒多摩川の水質)がなかなか良いということなのかな。


おそらくオオクチキムシ
違うとしてもクチキムシの仲間かな。




今日の夜、雨の降るなかで発見しました。
ノコギリクワガタの原歯型に見えます。
かなり小さなサイズで、あごの湾曲も控えめ。ほぼ真っすぐ。


直後に見つけた別のノコギリクワガタ
こちらは大型で、あごも大きく曲がっています。長歯型
先日見つけた個体にも似ている。

6月の虫

玉川上水の昆虫やその仲間たち。



夜の自然観察会で発見。
キシタバの仲間。
フシキキシタバコガタキシタバか。
この状態での写真しか撮れなかったので、完全な同定は難しい。


ルリクビボソハムシかその仲間。
お腹の黄色いキバラルリクビボソハムシの可能性があるので、
今度見かけた時はお腹の色を確認したいところ。
トゲアシクビボソハムシも似ている。


未同定。


ヤマイモハムシで間違いないと思う。
名前の通り、ヤマノイモの葉を食べます。


ヤマノイモの葉の裏に卵。
ダイミョウセセリのもの?ちょっと違うような。


キイロテントウ
肉食ではなく菌食で、ウドンコ病菌を食べるテントウムシ。


ホソヒラタアブ
よく見かけ、いろんな花にやってきます。

ノコギリクワガタ

6月7日の早朝、今年初めてノコギリクワガタに遭遇しました!

ノコギリクワガタ。成虫のオス。
背中が汚れているので樹上から地面に落下した後なのかも。

大きな雄のアゴ。オス同士はこの大アゴで喧嘩します。
雌のアゴは小型で、産卵時の穴掘りに便利。


一年前にも遭遇したノコギリクワガタ。
この個体は、ホタル調査から帰ってきたら、服にくっついていたものです。(全く気が付かなかった。)

他の種類のクワガタも探せばきっと見つかるはず、
探してみよう!

5月の虫 その2

玉川上水で見つかる虫たち。

5月の虫 その1はこちら


クロマルハナバチ
小型の昆虫に比べたら重さのある体。蜜を吸うときには体がブラブラと揺れます。
それで花粉が体に付くという仕組み。


若いエノキの葉を探すと見つかります。テングチョウの幼虫。
この写真では分かりにくいですが、顔も可愛いです。


トビサルハムシ。コナラ、クヌギの葉を食べる。


ナナフシ。いい具合に擬態しています。


ビロードコガネ。ビロードのような質感。
ビロ"ウ"ドコガネ表記も多いかも。


ナナホシテントウ
誰でも知っているスタンダードなテントウムシ。アブラムシを食べます。

テントウムシの幼虫。体の4ヶ所に色が付くこのタイプはたぶんナナホシテントウ



トホシテントウ
ナミテントウは斑紋のバリエーションがかなり豊富ですが、このトホシテントウのように体の中心に大きく2つの点があるパターンはありません。
点を数えると、ちゃんと10個。
草食性。


ゾウムシの仲間。まだ種類は調べていない
オオゾウムシでした。
かなり大型のゾウムシです。


コアオハナムグリ。よく見つかります。


キバラヘリカメムシ


クロウリハムシ


ワカバグモだと思うクモ。
アリを捕食中。


ツマグロオオヨコバイ
よく見かけます。セミに近い仲間。


ナメクジ
雨の日によく見かけます。


5/25 追記

キマダラカミキリ
特別珍しい種類だったりしなくても、大型のこういった昆虫を見つけると不思議な達成感があります。