センニンソウのおヒゲ!

センニンソウ(仙人草)という植物。

なぜこの名前なのかといえば、このヒゲである!

(撮影 2015年11月)
果実の先からニョッキニョッキと生えてきます。

実は葉っぱ以外はボタンヅルという別の植物にそっくり。
(残念ながら比較用写真のストックがありません…)
さらに、つる性のためその葉っぱが探しにくいというおまけ付きです。


夏の終わりごろに咲く花はなかなか綺麗。
香りもあります。

(撮影 2013年9月)

シュロというヤシ科の木


(撮影 2015年11月)

シュロです。


玉川上水緑道の、雑木林タイプのエリア、放置されてきたであろうエリアでよく見かけます。
常緑樹。

中途半端な異国情緒感南国感が個人的にはあまり好きではありません。

異国情緒感と書きましたが、似ている2種、シュロ(ワシュロ)とトウシュロのうち、シュロは一応九州あたりには自生していたものらしいです。
ヤシ科であり、つまりヤシの仲間。南国感はそこから。

放置され日陰の多くなっている林でも育ちやすいようで、東京でも増殖中
玉川上水でも増殖中なのか、若い株も見かけます。

(撮影 2015年11月)

液果が10〜12月にできるとのこと。今度探してみようと思います。
野鳥もよく食べるらしく、シュロが広まる一因に。


雑木林の中ではやや異質の存在であるこのシュロ。
安易に除伐を!とは思いませんが、このまま増えていって大丈夫なんでしょうか。
観察と勉強をこつこつ続けていきます。

玉川上水 10月の花だより その2

玉川上水で見られる野草、山野草、雑草、樹木、花をご紹介!


(撮影 2015年10月)
リンドウ(竜胆)の花
秋の花です。しばらく前に花をつけているのを発見。
日が当たっている時にしか花が開かないため、撮影に苦労しました。


(撮影 2015年10月)
ミズヒキ(水引)の花
三鷹駅付近など、あまり手入れがされていないように見える土手にも多く見られました。
知らない人は花だと気が付かないかも!?


(撮影 2015年10月)
ヤクシソウ(薬師草)の花
名前のわりに、ほとんど薬効はないそうです。
秋に小さな黄色い花をつけます。

彼岸花の咲いたあとに


(撮影 2015年10月)

彼岸花が咲いていたあたりに、にょきにょきとネギが生えてきました!
…というのは冗談。彼岸花の葉です。

10月の玉川上水。あちこちで葉が成長中。




(撮影 2015年9月)

見慣れている彼岸花には葉がありません。

花が咲き終わり、枯れた頃に葉が伸び始める。
しっかり栄養をたくわえて、春が終わることには葉が枯れる。
秋がはじまる頃に、また茎を伸ばして花をつける。
面白い特徴を持った植物です。



(撮影 2015年9月)

さてこの彼岸花、古典文学や古い花鳥画に、不思議なくらい登場しません。
不吉なイメージが強すぎて、鑑賞対象になるような花ではなかったのか...?

一度詳しく調べてみたいものです。