1月の読書記録
日本野鳥の会 監修(1998)『野山の鳥』北隆館.
竹下信雄(1989)『フィールドガイド1 日本の野鳥』小学館.
竹下信雄(1995)『野鳥カタログ』永岡出版.
大作栄一郎,柴田敏隆(1981)『東京の野鳥』東京新聞社出版局.
♪鳥くん(2009)『バードウォッチングの楽しみ方』枻出版社.
日本野鳥の会レンジャー(1992)『あなたもバードウォッチング案内人』財団法人 日本野鳥の会.
日本野鳥の会(1985)『窓をあけたらキミがいる ミニサンクチュアリ入門』財団法人 日本野鳥の会.
安西英明(2008)『基本がわかる野鳥eco図鑑』東洋館出版社.
日本鳥類保護連盟 編(1985)『東京周辺ベスト探鳥地78』日本交通公社.
岩瀬徹 監修(1993)『日本の山野草』成美堂出版.
三浦朱門(2000)『武蔵野ものがたり』集英社新書.
三浦朱門(1982)『武蔵野インディアン』河出書房新社.
高橋敬一(2009)『「自然との共生」というウソ』祥伝社新書.
柳田國男(2011/1940)『野草雑記・野鳥雑記』岩波文庫.
小林照幸(2007)『野の鳥は野に 評伝・中西悟堂』新潮選書.
足田輝一(1977)『雑木林の博物誌』新潮選書.
広井敏男(2001)『雑木林へようこそ!』新日本出版社.
全国雑木林会議 編(2001)『現代雑木林事典』百水社
福嶋司(2006)『森の不思議 森のしくみ』家の光協会.
桜井善雄(1991)『水辺の環境学』新日本出版社.
住 博(2003)『自然をケアする仕事がしたい!』彩流社.
(2000)『自然と環境の全資格ガイド』学習研究社
高森瑞子,涌井良幸(2010)『理科のおさらい 生物』自由国民社.
玉川上水の自然保護を考える会(1995)『活動報告書(平成元年〜平成5年) 』
多摩信用金庫(1976)『多摩のあゆみ Vol.4 特集 玉川上水』多摩信用金庫
*ピックアップ&一言感想
福嶋司(2006)『森の不思議 森のしくみ』家の光協会.
森や林を中心とした生態系を学ぶ第一歩にとてもおすすめ。
予備知識がなくてもスッキリ読みやすい難易度。
分かりやすい内容だと思う。
広井敏男(2001)『雑木林へようこそ!』新日本出版社.
作者自身も本の中に書いているが、やや「武蔵野の雑木林」に内容が偏っている。
武蔵野在住ならば読んでいて共感できる部分が多いと思うし、その逆もあると思う。
少し雑木林を美化しすぎているような感じもあったが、あくまで雑木林は人工のものであり「本来の自然」とは違うこと、人の手を加えず遷移に任せるような方向性もありえることはきちんと紹介されていた。
高森瑞子,涌井良幸(2010)『理科のおさらい 生物』自由国民社.
中学で学ぶ生物の授業のおさらい。
あらためて読んでみて、中学で習う内容があまりにもマニアックすぎて笑ってしまった。
「理科の授業」が歴史の中でどのように組み立てられていったのか、そしてそのカリキュラムの狙い・目的も全く知らないような状態なので、教育批判をするつもりは全くない。
ただ、この授業を行っても、「『細胞壁』や『ゴルジ体』は知っているけれども身近な植物の名前は知らない」状態になってしまいそうな印象を受けた。
なんとも言えない。
♪鳥くん(2009)『バードウォッチングの楽しみ方』枻出版社.
野鳥観察入門時の一冊として、『基本がわかる野鳥eco図鑑』と並んでおすすめ。
そして、鳥くんが作曲家であることに驚く。(知らなくてすみません。)
本来は「音」との結びつきも強いはずの野鳥。
もっと音楽畑に野鳥愛好家が多くてもいいと思うのですが、なかなか少ないのが現実。
「環境音」というくくりでは興味を持っていたり、実際に野外録音したりする人はいるものの、具体的に野鳥ごとの鳴き声に興味を持ち、その保全に努めようとするような人は圧倒的に少ない感じ。
小林照幸(2007)『野の鳥は野に 評伝・中西悟堂』新潮選書.
中西悟堂のことは、いつかじっくり知りたいと思っていた。勉強始めの一冊。
人物像も、歴史の流れの中で彼が行ったことも、しっかりと伝わってくる。
ちなみに、多摩のあゆみ 第77号が中西悟堂特集であり、こちらは無料で入手できる。