ツグミの歌を聴きたくて
日本には冬鳥として遥かシベリアからやってくる渡り鳥。
玉川上水でも秋の中頃~春にかけて見られます。
林以外にも、畑地や草地でよく見かけます。
(撮影 2015年1月)
これが可愛らしい!
また、個体差がはっきりしていることも特徴です。
特にお腹の模様はバリエーション豊か。
(撮影 2013年12月)
肉眼では難しいかもしれませんが(視力と記憶力の問題で)、写真に収めて確認すれば、はっきりと個体認識できます。
今日出会ったツグミは昨日出会ったツグミかもしれないし、一年前に会ったツグミかもしれない。
このツグミのさえずりを聴くためにシベリアへ行きたい!と思うこともあります。
これについて、知人に説明しようとするとき毎回ややこしく感じていたので、表にしてみました。
肉眼では難しいかもしれませんが(視力と記憶力の問題で)、写真に収めて確認すれば、はっきりと個体認識できます。
今日出会ったツグミは昨日出会ったツグミかもしれないし、一年前に会ったツグミかもしれない。
このツグミのさえずりを聴くためにシベリアへ行きたい!と思うこともあります。
これについて、知人に説明しようとするとき毎回ややこしく感じていたので、表にしてみました。
春 | 5月頃 日本からシベリアへ |
夏 | シベリアで繁殖期を迎える さえずる |
秋 | 10月〜11月頃 日本へ戻ってくる |
冬 | 日本で生活 地鳴きのみ |
「日本へ戻ってくる」なんていう書き方をしてしまいましたが、実際は繁殖するシベリアの方が本拠地なのかもしれません。
いや、どちらかがホームであるなんていう考え方が人間中心の価値観でしょうか。
つまり、繁殖期の間は日本にいない=さえずりを日本で聴くことは基本的にできないのです。
近代までは、まったくさえずりをしない鳥だと思われていたのかも。
「基本的に」できないものの、例外があります。
日本にいる間にも、シベリアへ渡る直前、小声でさえずりの練習のようなことをしている場合があるのです。(ぐぜり)
実は、玉川上水で見かけたツグミのぐぜりを一度だけ聴いたことがあります。
聴き慣れない複雑な節回しの声がどこかから聴こえる…と思って周囲を見渡すと、ツグミの姿が。
つぶやくような小声で、若干かすれてもいましたが、美しい節回しだったことが印象に残っています。
もしかしたら、気候や運次第では、日本で完全なさえずりが聴けることもあるのかもしれませんね。
ばっちり聴けたらそれはとても幸運なこと!