カワセミ
玉川上水でも時々見られます。
さて、間違い探し。
カワセミの雌雄は案外簡単に見分けられます。
上の写真ではくちばしの下半分が橙色。こちらがメス。
下の写真ではくちばし全部が黒くなっています。こちらがオスです。
メスは、口紅を引いているというイメージを連想すると覚えやすいのかも。
高度経済成長期の水質汚染により、都市部ではほとんど見られなくなった時期もあったといいます。
その後、多くの対策によりまた姿を見せるようになったこともあり、「きれいな川にしか住まない」というイメージが持たれていることもあります。
しかし、意外とそうでもないというのが個人的な見解です。
カワセミたちが現代の環境に合わせて適応していったという可能性もありますが、人の目にはあまりきれいだとは思えない水場でも姿を見かけます。
重要なのは、エサとなる魚が住んでいるかどうかというポイントなのかもしれません。
玉川上水の水路には、肉眼では見づらいものの、たしかに小魚が生息しています。
のそのそと水路を歩くサギ類(コサギ、アオサギなど)を観察していると、パクッと小魚を捕らえるところを見ることができます。
さて、親戚(カワセミ科)には、山地でしかなかなか見られないヤマセミやアカショウビンがいます。
いずれも人気の野鳥。
そのほか、日本には生息していないワライカワセミという鳥もいます。
名前の通り、人の笑い声にそっくりで衝撃的な鳴き声。びっくりします。
大きさは40cm以上あり、本家カワセミの倍以上。
サイズは違っても、どう見たってカワセミの仲間であることは分かる姿をしているのがおもしろい!