ツクツクボウシの羽化 その2

前回に引き続き、2度目の遭遇です。

玉川上水のツクツクボウシ!羽化中の個体に出会いました。


やはり美しい。
そして、どうも脱いだばかりの殻が邪魔なようです。


風が吹くと抜け殻が体にまとわりついてくる!
ただでさえ不安定なのに、危険です。


なんと、キックして抜け殻を下に落としました。
2本脚で枝につかまっていた状態だったのが、他の脚でもつかめるようになり安定。


落下した抜け殻。

前回、抜け殻が落ちた状態で羽化している個体を見つけて驚いたのですが、同様の流れだったのかもしれません。
おそらく、細い枝で羽化するとこうなりやすい。

セスジツユムシ


ツユムシ科。キリギリスの仲間、セスジツユムシ
福生市内の玉川上水沿いで昼間に遭遇しました。


こちらは立川市内で夜間に遭遇したもの。

食草はイネ科。
どちらかというと林縁的な環境で見られる虫だと思っています。

いわゆる「(秋に)鳴く虫」の仲間。
最近は樹液に集まる昆虫の調査ばかりで、鳴く虫の勉強が進んでいません。

どの種類も鳴き声は簡単に聞けますが、写真に撮ることは難しい。

とりあえず、間違いなく生息しているのは
・エンマコオロギ
・カネタタキ
・アオマツムシ
・クビキリギス
・ハヤシノウマオイ
ハラオカメコオロギ
・マダラスズ
このあたりかなと思っています。
(鳴き声で判断。)

ツリガネニンジン


玉川上水でツリガネニンジンの花が咲いています。
キキョウ科。大きさは全く違いますが、花の構造はキキョウに似ています。
同じキキョウ科であるホタルブクロとも共通点がありますね。


葉ははっきりと輪生します。
このことで花が付いていない時にもツリガネニンジンだと分かります。


ツリガネニンジンのつぼみ。


花は一つの株にいくつも付きます。

ちょうど下草刈りの時期に花を咲かせるため、立川市内の玉川上水ではそれほど多く見ることができません。
選択的刈り残しもあまりされない野草です。

玉川上水沿いに描かれた謎の落書き

立川市内の玉川上水北側を歩いていると見つかる、謎の落書き!


この図形は一体何なのか...!?


となりには「SUNAGAWACHOOO」と書かれています。
もちろん砂川町のこと。このあたりは立川市砂川町です。



実は赤い丸にも意味があります。

ヒント(というより答え)はこちら。どどん。


スプレーで描かれた落書きは残念ではありますが、若干文化的な香りもします。
かなり昔からあると思っていますが、正確にはいつ描かれたものなのか、機会があったら調査してみたいと思っています。