2015年度 多摩・武蔵野検定の申し込み締め切りは2月16日

多摩・武蔵野検定(略称:タマケン)は、多摩・武蔵野の文化・自然・歴史を扱った検定です。


タマケン。 知のミュージアム多摩・武蔵野検定公式テキスト
タマケン。 知のミュージアム多摩・武蔵野検定公式テキスト

"多摩・武蔵野"としていますが、実際には多摩地域(23区と島しょ部を除く東京都内)を中心に扱っています。

受験データや、公式SNSなどを見ていても、やや盛り上がりにかける感じがあり、こういった検定事業を運営していくことの難しさを感じます。

玉川上水検定をいつか実現させたい...と思っているのですが、そのハードルはさらに高いのでしょうね。

2015年度
申し込み締め切りは2月16日(火)
試験日は3月12日(土)です。


この記事は後にもう少し加筆します。

おすすめ本|基本がわかる野鳥eco図鑑―野鳥がわかると命のつながりが見える

基本がわかる野鳥eco図鑑―野鳥がわかると命のつながりが見える
基本がわかる野鳥eco図鑑―野鳥がわかると命のつながりが見える
安西 英明  東洋館出版社 (2008)

最近初めて読んだ本なのですが、野鳥初心者が最初に買う一冊としてとてもおすすめ

ページごとに写真やイラストと、その種についての解説があるような、いわゆる図鑑らしい図鑑としてのボリュームは控えめです。
といっても、身近な場所で出会える野鳥についての基本的な情報はしっかり押さえてあります。

そもそも、淡々と野鳥を紹介していくような図鑑には、初心者に活かせる情報が少なく、また「探鳥を楽しむ第一歩」の情報も不足している感じがあります。

そこをバッチリ押さえた上で、副題「野鳥がわかると命のつながりが見える」の通り、広く自然への興味を高めていけるような情報もたくさん掲載されています

観察するときの注意点双眼鏡や望遠鏡の使い方・選び方種の見分け方野鳥の基本的な習性など、私自身が野鳥を学び始めた時に知りたかったと思える内容が盛りだくさん。

給餌の是非についての問題や「ヒナを拾わないで」といった話題にも、一方的な価値観を押し付けるわけではなく、多くの価値観があることを紹介しています。

この本に欠点があるとしたら、値段がやや高いこと。2000円超え。(1900円+税)
十分に値段相応の価値があるとは思いますが、となりにもっと安価なポケット図鑑があれば、初心者はそちらを選んでしまいそう。という意味での欠点。


「野鳥が好き」ということは、動物園で動物を見ることやペットとしての動物が好きということとは全く違う意味を持っています。
野鳥の生態に興味を持ち学んでいくことで、広い生態系のつながりを実感することができるのではないかと思います。


野鳥の特筆すべき点は、
・人間とある程度生活リズムが共通している→普段の散歩の中で多くの種類を観察できる
・生態系の上位に位置している→猛禽類は食物連鎖の頂点。種類によって虫、草、魚、種子等幅広い食性
・目と耳で楽しめる→見た目は美術的な美しさがあり、さえずりには音楽的な楽しさがる
・人の生活と共存しやすい→人間にとって危険な種類は少ない
このあたりだと私は考えています。

クマ、イノシシ、サル、タヌキにキツネではこれがうまく機能しません。


自然環境をきちんと手入れすると、虫もやってきます、花も咲いて、魚も泳ぎます。
するとそれを求めて野鳥も集まってきます。この循環が楽しい。


そういったつながりを学ぶための第一歩として、そして野鳥観察を楽しむ第一歩として、とてもおすすめな一冊の紹介でした。

1月の花だよりと探鳥散策

1月11日(月)成人の日 祝日 曇り時々晴れ
10:00〜12:00
日当たりが少なく、土日に比べると肌寒い。

野鳥メモ
ムクドリ
ヒヨドリ
イカル
シメ
ツグミ
メジロ
コゲラ
カルガモ
シジュウカラ
ヤマガラ
ジョウビタキ
エナガ
キジバト

とにかく小鳥の数が多く、半径50mくらいに50羽くらいはいたかも。
ムクドリの群れが目立ち、地面に下りての餌探しもしています。ガサゴソガソゴソ。
イカルの群れには毎日のように遭遇。
去年はほぼカルガモと行動を共にしている感じがあったマガモになかなか出会わないことが気になります。

写真のアップロードは控えますが、無残なドバトの死骸にも遭遇。
お腹だけが食いちぎられ絶命しているような状態でした。
以前にも汚らしく散らされている羽を2、3度見ているのですが、犯人は誰なのか気になっています。
カラスか猛禽類か哺乳類か。

そういえば今日、南へ飛び去る猛禽類を見かけたような...



ふかふかコゲラ。


お腹の模様の個体差がかなり激しいツグミですが、体型もなかなか個体差があります。
この写真はかなりスリムな個体。


あいかわらずくちばしが汚れているイカル。


リンドウの咲いた後。こういう写真を記録しておくことも大事。


ウグイスカグラ(鶯神楽)の花
早くも咲き始め。
スイカズラ科ですが、ウグイスカズラではなくウグイスカグラなので注意。
低木なので、ウグイスが隠れやすい藪になりますが、落葉樹。今はとても隠れられません。


イヌシデ(犬四手)
シデ類の識別が苦手でいつも苦戦します。
イヌシデの本年枝(当年枝)には毛がふさふさ。今日はこれがしっかり確認できました。
冬芽も順調に成長中。


イヌシデの冬芽がもう開きそう!と思ったのですが、虫えい(虫こぶ)の一種なのかも。
虫えい関連は、おぞましい画像にたどりついてしまいそうで詳しく調べる勇気がありません。


アオキ(青木)の実。
雌雄異株なので、実ができるのは雌株ですね。


ホトトギス(杜鵑草)の種さや。
種はもう残っておらず、全部飛んでいったようです。
この姿もこれはこれできれい。

1月上旬に桜咲く玉川上水


1月10日にして、もう桜の花が咲いてしまいました!

大寒桜か河津桜だったと思います。
どちらにしても、ソメイヨシノに比べたらかなり早く咲き始める品種ではあるのですが、今年は早すぎですね。


去年2月22日時点での同じ桜がこの状態。
つぼみの具合がほとんど同じに見えます。


野鳥メモ
1月10日 9:30〜10:00、14:00〜15:30
メジロ
ウグイス
オナガ
ハシブトガラス
エナガ
シジュウカラ
ヤマガラ
カルガモ
ヒヨドリ
コゲラ
ツグミ

 
ジンチョウゲ(沈丁花)のつぼみ。
咲き始めたら良い香りが楽しめます。


マユミにメジロ。
マユミの実はほぼ品切れ状態。メジロにもコゲラにも人気がありました。


エナガはいつもふかふかでかわいい。


大量に残るゴンズイ(権萃)の種子。
こちらは野鳥に人気がないのでしょうか?


黒い種子はテカりがあり、かなり固め。


ヤブツバキ(藪椿)の花。
今年は暖秋・暖冬の影響で、サザンカとツバキの花期がほぼ重なってしまったような感じがありました。