巣材を集めるハシボソガラス
玉川上水で、器用にシュロ皮(と思われるもの)の繊維をほぐしているハシボソガラスに遭遇しました。
玉川上水では、かなり多くの場所でカラスの巣を見つけることができます。
高木のてっぺん近くに、ほぼ枝だけで作られた大きめの巣は、ほとんどがカラスの巣でしょう。
カラスといえば、ハンガーを巣の材料に使うことが有名ですが、玉川上水では見かけたことがありません。宅地ばかりの都心で、材料が不足している場合の手段なんでしょうね。
最近、木の枝を折る姿や、地上で細かい枝をくわえる姿をよく見かけていたのですが、今回は巣の底に敷くためのやわらかい素材集め。
両足で押さえて、くちばしで少しずつひっぱり出すという作業を数分間繰り返し、少しずつ繊維がほぐれていきました。
ハシボソガラス以外にも、ハシブトガラス、シジュウカラ、エナガの巣材集めを最近目撃しています。
(ハシボソガラスよりハシブトガラスのほうが若干巣作り開始が遅いという不思議。)
いよいよ繁殖期。
観察や撮影によって、余計なストレスを与えないよう、最大限気をつけていきます。