アカタテハとクロコノマチョウ

すっかり秋の空気になりました。

気温が低くなると、虫たちは活発に活動することが難しくなります。(だいたい20度くらいが境目でしょうか。)

とはいえ、まだまだ暖かい日には元気に飛び回る蝶が見られることがあります。
むしろ、成虫で越冬するタイプの蝶は、夏よりも姿が目立っているかもしれません。


こちらはアカタテハ
比較的よく見つかるタテハチョウの中まで、玉川上水にもいないはずがない蝶だったのですが、ようやく出会いました。

食草はカラムシ、ヤブマオなどのイラクサ科。ヤブマオは林内で多く見つかります。


このアカタテハ以外にも、近い仲間のキタテハが生息していると思っているのですが、まだ出会えていません。
玉川上水沿いでは、食草であるカナムグラの分布が偏っているのでなかなか出会いにくいのかも。

  
昼過ぎにウロウロしているところに遭遇した蝶。
なにやら見たことのないタテハチョウがいるな、と思って観察していたら翅の表側が黒っぽくて驚く。
調べてみるとクロコノマチョウ
タテハチョウ亜科ではなくジャノメチョウ亜科とのこと。
本来は東京には生息していていなかったのですが、分布を広げつつあるようです。
この蝶も成虫で越冬します。