越冬するトホシテントウの幼虫

木の幹にくっついていました。
このトゲトゲの物体。 なんでしょうか。


ふっさふさのトゲ部分を無視すれば、テントウムシの幼虫に似ています。

ナナホシテントウ幼虫 (撮影 2016年5月)

よく調べてみると、このトゲトゲの虫はトホシテントウの幼虫でした。

テントウムシは成虫で越冬するイメージがあります。
実際、冬に木の幹や石の隙間を探すと、身を潜めている成虫がよく見つかります。

こちらはキイロテントウ成虫。



ところがトホシテントウは、テントウムシの仲間には珍しく、幼虫の状態で越冬するようなのです。
不思議!

写真をよく見ると、何頭か共通しておがくずのようなものがついています。
同じ場所からみんなで移動してきたのでしょうか。


シルエットがおもしろい。

しかし意外と風通しの良い場所にくっついてしまっています。
寒くないのでしょうか。


 トホシテントウ成虫(撮影 2016年5月)

今年度に成虫も何度か玉川上水で見かけています。
ナミテントウ、ナナホシテントウなどよく見かけるテントウムシと違い、背中に生えている毛が目立ちます。
その分、光沢は少なめ。
また、アブラムシを食べるナミテントウたちと違い、植物の葉っぱを食べます。(幼虫も同様。)