エゴヒゲナガゾウムシ
エゴヒゲナガゾウムシの発生、産卵のピークです!
実付きのいいエゴノキを見つけると、うじゃうじゃいます。
エゴヒゲナガゾウムシ。
7月中旬頃にエゴノキの実の周りで多く見つけられるようになりますが、6月下旬頃より羽化はしているようです。
オスはかなり平たい顔をしていて、目が離れています。
よく見たら簡単に見分けられる。
ゾウムシといっても、ヒゲナガゾウムシ科。あまりゾウムシらしくない顔をしています。
実に集まるオスとメス。
エゴノキに穴を開けて、そこに産卵します。
エゴヒゲナガゾウムシが多く見つかったエゴノキの周囲を冬に見てみると、落ちている種子は産卵痕だらけ!
歩いて登ってくるイメージを持っていたのですが、ある程度の距離を飛んで実までやってくる姿を目撃しました。
果実についた産卵痕。
…といっても、かじって穴を開ける→産卵するという順序だと思うので、穴は開いていてもまだ産卵していないというパターンもあるのかもしれない。
「エゴノキの種の中身は」の記事に掲載したエゴノキの種子の産卵痕。
果皮は大きくかじられていても、種子の中まで貫通している穴はずいぶん小さいことが分かります。
生まれた幼虫は、種子の中身を食べて育ちます。
そのまま蛹になり、種子に広い穴を開けて外に出てくる頃にはすでに成虫になっています。