3つの台風と玉川上水

2016年8月22日(月)、3つの台風が接近しました。
台風第9号 (ミンドゥル)台風第10号 (ライオンロック)台風11号(コンパス)の3つ。

関東でもあちこちの川が氾濫し、警報ラッシュとなっていました。

風雨が落ち着いたタイミングで玉川上水の様子を見てみると...

折れた枝と葉がかなりたくさん。
そもそもハイイロチョッキリ(虫)のしわざにより、短い枝とどんぐりはたくさん落ちているのですが、虫のしわざであるはずのない太い枝も落下しています。危険。


荒れた天気の中、多く見つかった意外な昆虫はアオバハゴロモ
風雨から逃げて逃げて辿り着いたのがエノキの大木。

写真では分かりにくいのですが、一本の木に50頭以上!



玉川上水を流れる水の量はたしかに増えて濁っています。
ただし、江戸時代に比べたら普段の水量はかなり少なくなっています。
多少増水しても、溢れる心配はなさそうです。


こんな天気の中、遭遇したボロッボロのオオミズアオ


落下したエノキの枝と果実。
台風がなくてもポロポロと落下していた果実がかなり増えています。


熟しきっていないケヤキの果実。あまり見る機会は多くない気がする。


玉川上水と残堀川の交差点。
普段は干上がっていることも多い残堀川ですが、異常な水量になっています。


南を向いたところ。
平常時にはかなり水量が少なくても、豪雨時には氾濫しやすい川なのです。(おそらく明確な原因があると思うのですが、まだ勉強不足。)




暴風雨で、鳥や昆虫たちがどのくらいの被害を受けるのか、もしくは意外な利益があったりするのか、調査は難しく分からないことばかりですが気になっています。
体感ですが、天気が荒れた翌日には普段見られない生き物がよく見つかります。