多摩川河口の干潟の自然勉強会

8月20日(土)多摩川河口の干潟へ行ってまいりました。
NACOT(NACS-J 自然観察指導員 東京連絡会)での勉強会!

残念ながら強い風と雨の予報により、基本的には中止ということになっていました。
雨に濡れる前提でかまわない人だけが自己責任で参加。
しかしいざ多摩川へやってくると晴れ間が!

昼が近くにつれて少しずつ見えてくる干潟。

大雨を覚悟していたのでカメラ類は持ってきませんでした。
iPhoneでの撮影です。
たくさんのシギやカモメ、サギやカワウを撮影できなかったのがちょっと残念。
雨風でそれどころではないと思っていたので、双眼鏡も持ってきていなかったのです。


ミズクラゲ。水が引いて干潟に取り残されるクラゲたち。


土の表面をよく見ると、緑色になっています。
この藻をカニたちが食べます。


大きな土のかたまりは、カニが潜るための穴を掘ったあと。


小さな土のかたまりは、カニが土についた藻を食べるために少し掘った跡。


ハマグリだ!



カニの仲間は数えきれないくらい干潟をウロウロとしています。

iPhoneカメラではその様子を撮れなかったのですが、人から一定の距離を保ちつつ、かなり活発に活動していました。

チゴガニのダンスも見られたよ!


 
打ち揚がっていたアカエイ。トゲには毒があるので要注意。


多摩川の堤防にはガマの穂。
ヨシもかなり広範囲に見られ、そういった場所に棲む野鳥も見られる環境のはずです。(セッカ、オオヨシキリ、オオジュリンなど)

とても楽しかった!
そして勉強になりました。
自分のフィールド(玉川上水の雑木林)とは全く別の環境で、生息している生き物がほとんど被っていなかったこともあり、新鮮な体験ができました。

多くのカニ類、貝類、ゴカイ類やアカエイ、シギの仲間、カモメ類、どれも玉川上水では見られないものです。
ごくわずかな共通点は、一応カニの仲間(サワガニ。逆に汽水域では見られないんだけど)は玉川上水でも見られること、また昔はシジミ(貝)が見られたこと、そしてサギの仲間やカワウは同様に生息していることです。
玉川上水の水(小平監視所まで)も多摩川の水ですからね!
ちょっとだけ同じ生き物、似たような生き物が生きています。

玉川上水に取り入れている水源の終点、という意味でつながりもある多摩川河口。
また行きたいな!