立川市 憩いの場と立川村十二景

立川駅から北へ徒歩数分歩いたところに、「市制50周年記念 憩いの場」があります。(1991年オープン)




立川駅北口から出て、大きな通りを直進していくと、やがて左手に多摩信用金庫が見えます。
そこからさらに横断歩道を渡るとここにたどり着きます。


ちょっとした休むスペースもありますが...


目玉は「立川村十二景」の展示です。
 立川市十二景は、市内曙町に居住していた故馬場吉蔵氏が、立川市がまだ村であった明治三十年代の、村内の主要な十二か所を、昭和の初期に水彩画に描き上げたものです。 この十二景は、風景ばかりでなく、当時の風俗もよく伝えています。
展示解説より。

もちろんここに展示されているものは実物ではなく、印刷です。
実物は市指定有形文化財に登録されていて、歴史民俗資料館に保管されています
ただ、歴史民俗資料館は残念ながら若干アクセスが不便。市の歴史や民俗にしっかりと興味を持っている人しかなかなか足を運ばない場所になってしまっていると思います。

それが、駅前の憩いの場にこのような形で見られるようになっているのはすばらしい!
それぞれの絵の下に詳細な解説もついていて、美術館のように楽しめます


多摩川近くの絵もいくつかあり、当時の様子を想像するための貴重な資料となっています。
江戸名所百景」等のいわゆる名所絵の浮世絵をイメージして作られているようですが、立川村十二景は版画ではなく水彩画。水彩タッチを活かした水の表現がきれいです。

 
立川駅前を描いたこちらの絵、馬車に乗っているのはなんと砂川源五右衛門だそうです。
しかし謎が生まれてしまった。解説によると、明治36年頃を描いたものとのことで、筆者の説明によると「当時北多摩郡長を勤めていた砂川源五右衛門氏で、砂川の自宅から立川までくるのに、決まってこの馬車で立川駅に乗りつけた」そうなんですが、砂川源五右衛門氏が北多摩郡長だったのは明治11年から9か年のはず。うーむ。



一部破損がとても残念。早めに修復してほしいものです。