アオハダ
最初の一種は、いきなりややマニアック(?)なアオハダ。
玉川上水では一本しか見たことがありません。
・モチノキ科
・雌雄異株
・小高木〜高木
・葉は不分裂葉で互生する
・鋸歯縁(流れるような低い鋸歯)
玉川上水で見られるものは、すでに成木。
際立った特徴があるわけでもないので、このアオハダの存在に気がついていない人も多いのかもしれません。
アオハダの葉。
左端は若い葉。
細長くはない楕円系。先端は尖る。
葉脈がはっきりと凹んでいるのも特徴。
伸びた枝ではかなり分かりやすく互生する。
短枝では束生し、輪生のように見えてしまうこともある。
アオハダの樹皮。
樹皮はやや明るい灰色。
樹皮を見ただけで判断することは難しいが、樹皮の表面を削ると緑色の肌が見える。(種名の由来。)
雨に濡れるとかなり印象が変わる。
本来はモチノキ科らしい赤い実をたくさんつける。
雌雄異株であり、玉川上水でこのアオハダの付近には他の株がないため、実をつけることはない。