植物勉強メモ
早咲きの桜がどんどん開花しています。
日の出、日の入りの時刻もぐんぐん変化しているこの頃。
さて、植物勉強メモ。
結構前から植物の写真は撮り続けているので、いわゆる「武蔵野の野草」や「雑木林の樹木」の多くは花を見たら種を判別できる能力はあります。
しかし、「花が咲く時期に探して撮る」ようなことしかやってこなかったので、生態に関する知識が欠けています。
今になって基礎の基礎から必死に勉強中。
保全する視点になると、たくさんの知識が必要になってきます。
実生(みしょう)・・・種子から発芽した植物。
成長点(せいちょうてん)・・・根や茎の先端にある。細胞分裂の活発な位置。剪定、刈り込みの際にここを意識する必要がある。
当年枝(とうねんし)・・・本年枝とも。その年に伸びた新しい枝。種によって、色が違う、毛が生えているなどの特徴が現れることがある。
一日花(いちにちばな)・・・一度だけ咲いてその日のうちにしぼんでしまう花。そのかわり、次から次へと花をつけるので、花を見られる期間が極端に短いわけではない。実際は、二、三日咲くものも。夏の花に多い。
身近なものではアサガオ、カンゾウ、シャガなど。
三倍体植物(さんばいたいしょくぶつ)・・・日本のシャガ、日本のヒガンバナは基本的に三倍体植物で種子がほぼできない。地下茎で増える。驚き!
鱗芽(りんが)・裸芽(らが)・・・冬芽の形状。うろこ状の芽鱗に芽が包まれているものは鱗芽。芽鱗を持たないものは裸芽。裸芽も、意外に硬さがあって驚く。
葉芽(ようが)・花芽(はなめ)・・・葉になる芽と花になる芽。冬芽は「とうが」とも「ふゆめ」とも読む。葉芽を「はめ」と読むことは少ない。花芽を「かが」と読むことも少ない。
つる性植物の右巻きと左巻き・・・先日この話になった。非常にややこしい問題。つるの巻き方にしても、ネジの巻き方にしても、内側からの方向見るか/外側からの方向を見るか、上からの方向を見るか/下からの方向を見るか、によって右とも左とも言えてしまう。フジが左巻き。ヤマフジが右巻き。S巻、Z巻という表現の方が分かりやすい。
一年草(いちねんそう)・・・一年生植物とも。種子から一年の間に花を付け、種子を残して枯れるもの。
植物ごとに、一年草か多年草か覚えていかなくちゃ!と思ったのですが、実際は多年草がほとんど。身近な一年草はアサガオ、ヒマワリ、ツユクサ、コスモスなど。