スダジイのどんぐりを食べる

前回はマテバシイのどんぐりを食べたわけですが、今回はスダジイ

雑木林で一番見つけやすい、コナラやクヌギのどんぐりは、タンニンが多い=アクが強く、普通には食べられません。
さらに、丁寧にアク抜きをしたとしても、あまりおいしくはないという(食べる側にとっては)残念などんぐり。

それに対して、マテバシイやスダジイのどんぐり、つまりはいわゆる「シイの木」のどんぐりはタンニンが少なく、アク抜きしなくても食べられます。
※ただし、ツダジイ、ツブラジイがシイ属なのに対し、マテバシイはマテバシイ属。少しだけ離れたグループです。同じ「シイの木」の仲間とひとまとめにして良いかは微妙なところ。


そして、このスダジイは、マテバシイよりもさらにタンニンが少なめ!
ほんのり甘みもあります。

少し先が細くなるような形も特徴的。


殻斗も変わった形です。
よく知られているどんぐりは帽子型ですが、このスダジイはどんぐりを包み込むような形となっています。


硬い殻を破ってみると...つやっつやの白い中身!

炒るとおいしく食べられますし、生で食べてもOK!!
その味は、ちょっと淡白なクリというイメージでしょうか。
味の濃いフルーツや野菜なんかと比べたらもちろん物足りないのですが、苦味やクセはまったくなく、すっきりした味です!



どんぐりハンドブック
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