立川地域協議会主催 植物といきもの調査
私は講師を担当。
9月中旬はいわゆる「夏の昆虫」発生のピークを過ぎ、それほど多くの花が咲いているわけでもなく、冬鳥たちもまだほとんど渡ってきてはいなくて、中途半端といえば中途半端なシーズンです。
にもかかわらず、色々なものが見つかりすぎて、なかなか先へ進めないような状態でした!
◆見つけたものと観察したこと
・シラヤマギク
開花中の花、訪花するアリとカの仲間、葉の位置による形の違い
・ネズミモチとトウネズミモチ
緑色の果実、ネズミモチとトウネズミモチの実の形の違い
玉川上水に多く生えている、増えすぎると困る面も
・セミ
アブラゼミとツクツクボウシがまだ鳴いている
抜け殻がまだまだ見つかる
・クモ
ジョロウグモが多い、オスとメスの違い(オスが小さい)
オニグモの仲間
ナガコガネグモのジグザグ網
・ダンゴムシの抜け殻
・ヒガンバナ
花が咲く頃には葉っぱがない、アゲハの仲間が訪れる
シロバナマンジュシャゲ、ショウキズイセンも
・増えすぎるシュロ
多くの実を付けている木、地面に落ちている実
・チヂミザサ
花が咲いている株が多い
・林内と林縁の違い
日当たりの良い林縁にはススキのようなイネ科植物が多い
・ミズヒキとキンミズヒキ
ミズヒキは見頃終わりが近い
キンミズヒキが目立つ
・折れた樹木
玉川上水には老木が多く台風の後には多くの木や枝が折れる
大きめのコナラが根腐れにより倒れていた
・いくつかのつる植物
繁茂するクズ、少し花の咲いていたヤブマメ、
ヤマノイモのむかご、オニドコロの果実
・ヒナタイノコヅチ
名前の由来は子猪の膝と茎の節が似ていることから
分かりにくいが花が咲いている
・モグラ塚
モグラの仲間が土の中を掘る際に余分な土を捨てたもの
モグラを見ることは難しい
・アサガオ
自生する植物ではないので通行人が植えた?
・ツユクサ
開きかけの苞葉を観察
・たくさんの野菊
・樹皮にそっくりなイモムシ
・落ちていたハチの巣の一部
・落ちていた鳥の糞と未消化の種
・チカラシバは引っこ抜けない
・たくさんのきのこ
・ヒゲの伸び始めたセンニンソウ
・ゴンズイ
鮮やかな赤色の果皮は意外と堅い、種子はおいしくなさそう
・ヌルデ
翼(よく)があるので見分けやすい、一応かぶれに注意
・ガマズミの果実
・ムラサキシキブの果実
なかなか紫色にならない
・たくさんのテントウムシ
多く見つかったキイロテントウの他、ヒメカメノコテントウなど