切手の中の野鳥

とっても身近にある、野鳥の絵を楽しめる意外なもの。
それが切手です。

特に印象に残っているのが、一世代か二世代ほど前と思われる普通切手のシリーズ。
ヤマセミの80円切手は、野鳥に興味のなかった頃から無意識のうちに何度も何度も見てきています。

(※念のため、今回は切手画像に斜線を入れています。)

このシリーズを個人的には黄金期と呼びたい!勝手に。
50円:メジロ
70円:シジュウカラ
80円:ヤマセミ
90円:カルガモ
110円:コチドリ
120円:モズ
130円:ウソ
140円:イカル
150円:モズ
1994〜1997年頃に発行開始したものだそうです。
いつでも会える野鳥~ほどよく珍しい野鳥まで、親しみのある森の野鳥たち、という感じの楽しいセレクト。

図鑑画のように写実的な絵柄が魅力的
この後に登場した、50円、80円のキジバト、オシドリは少しデフォルメされた図案でした。
スタイリッシュではあるけれど、やはり好みは前者です。

そして2015年現在、現行の普通切手は野鳥の図案が10円切手(トキ)のみになってしまいました。


特殊切手も含め、野鳥図案の切手をいくつか両親から譲り受けたのですが、先ほど黄金期と名付けた普通切手が全種集まらず。
ただの普通切手は、やはりなかなか保管しておかないものです。
切手コレクターになるつもりは全くなく、正直使用済みでも構わないので、変に価値が出てしまう前に、集めておきたい!




あらためて色々な切手の図案を眺めてみると、野鳥、野生動物、山野草、古美術、文化財、各地の名所など、好きなものばかりであることに気が付きました。
同じような図案のトレーディングカードでもあれば集めてしまいそうです。
2000年以降、最新の「アニメ」切手まで登場しているところも興味深い。


「ヤマセミ」と言われて分からなくても、「80円切手の鳥」と言えば分かる方がいるのではないでしょうか。
切手の図案は、自然や文化への関心を高めることにひそかに貢献しているのでしょうね。