渡れなくなったマガモ

自分の野鳥記録を見る限り、玉川上水に冬鳥としてやってきたマガモと漂鳥のカルガモは3月の終わりから4月上旬にかけて帰っていったと思われます。
(カルガモは冬季にかなり増える。数十羽以上。)

ところが、4月22日の時点で「まだマガモがいるよ」という情報をいただきました
おかしいなと思ったのですが、どうも羽根を損傷して飛べなくなっているとの話。

実際に見てきました。


マガモのオス。
たしかに羽根に損傷あり。これでは長旅はできないでしょう。
今日(5月16日)時点でもここにいることを考えると、玉川上水で留鳥として生きていくことになるのでしょう。

カルガモとの交雑種(いわゆる「マルガモ」)や、見た目はマガモに見えるアオクビアヒルは渡りをしない場合がありますが、この個体はどちらでもないと思います。

  
メスかどうかは分かりませんが、常に近くにカルガモがいて、ペアでのんびり暮らしているようです。

トラブルで渡れなくなった野鳥はどんな気持ちで生活しているのでしょうね。